令和に入っても一太郎は進化しません。
いきなりネガティブですいません……(汗)。
2月7日に一太郎2020が発売されました。
例によって、もう「税金」だと思って予約しておいたので、発売日当日に到着。
その日は撮影の仕事でバタバタしてて、データの現像処理が終わったのは夜の10時くらいだったんですけど、気力を振り絞って一太郎2020をインストールしました。
今年は35周年だそうです。
どんだけ進化したかと期待しちゃいますが、ほぼ前バージョンと同じ。いや……3~4年まえのバージョンと比較したってあまり大きな変化なし。
ちなみに今回の予約特典は――
扇子ですって。
使わねー。と思いましたが、今年の夏が猛暑である可能性もあるので、ありがたくちょうだいします。
さて。
最初に前バージョンと変わらないと書きましたとおり、一番切望している長文を扱うときの動作速度は、時間を測定する気も起こらないほど遅いです。
さらに今回は、電子書籍に変換する機能にまったく手が入っていないようで、ぼくの使用用途には本当に残念なバージョンアップ。
でもまあ、まったく進化してないわけじゃない。
いままでテキストファイルを開くとき、「自動判定」にしておいても、UTF-8を認識できずにバケラッタ(文字化け)してました。
大変腹立たしい。
それ自体は直ってないんですが(なんだかなあ)、次善の策は講じられた。
開くとき、内容をプレビューできるダイアログが出て、そこから文字コードを選べるようになった。
いきなりバケラッタを見せられるより、開くまえにユーザーがチェックできるだけでも、心理的なストレスはだいぶ減る。
あ、もちろん一太郎形式で保存したファイルは、すぐに開きますよ。短文ならね。召しませクラスの長文を開くときは、1~2分待たされますけど。
もう一つ、少しだけ目新しい機能は、「一太郎Pad」でしょうか。
AndroidやiPhoneで作ったメモを一太郎に転送するためのアプリです。
つまり一太郎専用のメモ帳ですが、OCR機能付きのカメラも使えるので、現代のスマホアプリとしての水準は満たしているかと。
とはいえスマホにメモアプリは山ほどあるし、Google DriveやiCloudに対応すればそれでいいわけですよね。じっさい一太郎PadもGoogle Driveなどにメモを保存できるので、わざわざ一太郎に直接転送する意義はどこまであるのだろうか?
あと新しい機能としては……えーと……えーと……
いくつかあるはずですが、使わない機能のことはよくわかりません。
ATOKも進化してるそうだけど、まだ体感できるほどよくなったのかわからない。
ともかく!
いつまで経っても、内部コードに手が入らず、動作が遅いまま(長文を扱う場合)なのは、どーにも残念でございます。
モダンなソフトに生まれ変わるのをずーっと待ってますが、ずーっとそのままです。
そこでふと思った。
一太郎は教育関係の方が多く使っているそうなので、ちょっとでも「変化」することは、むしろユーザーの離反を招くのかも知れないと。
過去のファイルとの互換性もありますしね。
だから一太郎は、「過去のコードに建て増しする形」でしかバージョンアップできないのかも。
うーむ。
まあ……今年はさすがに、ぼくもデスクトップを新しくするかもしれないので(なにせWindows8のころから使っている)、新しいパソコンでは、いまの一太郎も、もうちょい早く動くことを期待するしかないですね。
といったところです。
あ、ちなみに、ここ数年、大盤振る舞いで「プレミアム」を買ってたんですが、もうさすがに、そこまでお付き合いする気もなくなり、一太郎とATOKのだけのパッケージを買いました。
それでもフォトモジとか、平成イラストとか、ぼくは使わないなあという「オマケ」がついてます。これらのオマケを見ても、学校の先生向けなんだなと、改めて思いました。
残念ながら一太郎は、よほどその人の用途に合わない限り、お勧めすることのできないソフトウエアでございます。
▼神宮寺珈琲店 其の肆(4) 430円
ASIN: B07TZ5WY6G
▼神宮寺珈琲店 其の参(3) 430円
ASIN::B07MYN7K1G
よろしくお願いいたします。
■Kindle出版情報。こちらの作品も引き続きよろしくお願いします。
------------------------------------------------------
神宮寺珈琲店 其の弐
------------------------------------------------------
※ブログ定休日は土日と祝日です。たまに休日も更新します。