FE85mm F1.8 その2 | TERUのブログ

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つれづれに

今日もFE85mm F1.8 の続き。

 

 

先日、アサヒカメラのWebダイジェスト版を読んでいたら、プロのフォトグラファーに何項目かの質問をしたアンケート特集というのをやっていた。

 

それによると、フォトグラファーの保有するレンズ本数は、11~20本のあいだが多かったそうです。100本以上持ってる人もいるらしいけど、そういうのはもう趣味だから(笑)。

 

ぼくはいまソニー用に8本持っている。

 

で、これから欲しい(ただ欲しいだけでなく、お財布が許すとき買うつもりの)レンズが、あと4本あるので、なるほどぼくも多数派の中に入りそうです。

 

アンケートでは、仕事に持っていくレンズの本数として、5本と解答した人が多かったそうです。

 

おー、ぼくも仕事に持っていくのは平均5本なんだよね。

 

仕事でやってる人って、だいたい似たような感じになるんですな。大工さんの道具箱の中身も、きっと似てるんでしょう。(笑)。

 

という前説はともかく。

 

FE85mm F1.8のテストを続けましょう。

 

 

縮小画面ではわかりませんが、解像感はバリバリです。2400万画素クラスのカメラをお使いの方が、このレンズの解像度に不満を持つことはないと断言できる。

 

ここまでは大変けっこう。

 

そろそろイジワルしてみます。

 

 

逆光です。山門の上に太陽を入れました。ゴーストは見られないけど、フレアは盛大に。

 

Photoshopの霞除去を強くかければマシになるでしょうけど、まあ、お値段なりの性能かな?

 

さらにイジワルすると……

 

 

うぉーっと!

 

レンズにとって、もっとも過酷な画面対角線上に太陽を入れました。

 

いままでソニーのFEレンズをテストした中で、最大級のゴーストです。

 

こりゃもう、レタッチでどうにかなるレベルではなく、ゴーストをわざと入れたくて撮るとき以外、どーにもなりませんわ(苦笑)。

 

ここはもう、素直に「お値段なり」でございます。

 

さあ、気になるボケを見てみましょう。

 

 

ぼくの定点観測地(笑)。

 

これ35mmをテストしたときに似た光線状態ですが、35mmで感じた、不意に出るゴーストはありません。

 

85mmはフードが深いので、そのおかげかもしませんね。

 

あ、肝心のボケですが、どうですか。かなりよさそうですよ。

 

 

なめらか~にボケてますね。

 

 

2線ボケ傾向もまったくなし。

 

 

うん。きれいにボケてる。

 

ただ口径食は、少し気になりますかね。このカットは背景に玉ボケが少ないからあまり感じないけど、玉ボケだからけにすると、口径食の影響で、背景ボケが円心状に流れるように見える場合があります。

 

円心状に流れるボケを作画の効果として、わざと取り入れる場合もあるけど、基本的に口径食が少ない方が高級レンズといえる。

 

もうちょい、わかりやすい作例を撮ろうか……

 

こんなのはどうですかね。

 

 

こちら開放の1.8。

 

玉ボケの口径食が気になるように撮ってみました(笑)。

 

画面の中心から外れると、口径食で玉ボケがレモン型になるので、そのせいで円心状に流れているように見えてしまいます。

 

玉ボケのところ、トリミングして確認してみましょう。

 

まず画面中心付近の玉ボケは、ほぼ円になってます(ほんの少し口径食の影響はある)。

 

 

ね、なかなか美しい。

 

ちなみにこのレンズ、非球面レンズを使ってません。だから玉ボケに年輪が出ない。値段の安いズームレンズでも収差を消そうとして、非球面レンズ使ったりしますけど、その手のレンズは玉ボケが汚くなるんだよね。

 

と、話がそれた。口径食に戻ります。

 

画面中心から少しでも外れると……

 

 

とたん、レモン型に。

 

このレンズ口径が67mmなんです。そのおかげでコンパクトなんですが、口径が小さいと、とーぜんながら口径食の影響が強く出る。

 

SIGMAの50mmF1.4なんて、口径が82mmですからね。その差は歴然。

 

これを回避するには、絞るしかありません。

 

 

こちらF2.5まで絞りました。

 

玉ボケ自体が小さくなってしまいますが、レモン型になる範囲が減って画面の隅だけになるので、見た目はスッキリしますよね。

 

ボケが円心状に流れて見える現象も、ここまで絞るとほぼ感じなくなる。

 

 

ほら、開放のときレモン型だった場所の玉ボケが、F2.5では円形になってます。

 

またまた話が変わるけど、いまさらながら、ミラーレスってすごいよね。

 

この作例撮るとき、玉ボケの形が変わるのを、ずっとファインダーで見られるんだもん。あ、この形ならいいなというところで、ピッタリ絞りを決められる。

 

一眼レフには一眼レフのよさがあるといわれたら、もちろん否定はしない。

 

でもぼくはもう、ミラーレスじゃないと写真が撮りにくいとさえ感じはじめています。

 

閑話休題。

 

数日テストして、FE85mmF1.8の描写特性は、だいたいつかめました。

 

もう仕事で使っても大丈夫。

 

今月の後半には、女性のモデルさんを使ったイメージ撮影があるので、このレンズをさっそく活用しようと思ってます。

 

もちろんノンちゃんも撮りますよー!

 

ノンちゃんの写真は来月公開(←大げさ)予定でーす。

 

 

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よろしくお願いいたします。

 

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