ソニーのタフなSDカード | TERUのブログ

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つれづれに

ソニー純正のSDカードを買いました。

 

※製品にマジックで日付を書いたのは使用開始日を記録するためです。

 

購入したのは話題(?)の「タフ」シリーズ。

 

上の写真は常用中の「SANDISK」と並べてみました。

 

常用中はSANDISKのUHS-Ⅰ対応のエクストリームプロ。

 

タフのほうは、現在SDカードの中では最高速度が出る「UHS-Ⅱ」対応です。

 

α7Ⅲはスロット1がUHS-Ⅱ対応なので、どんだけ記録速度が速くなるか興味がありますよね。

 

しかし!

 

この製品の一番の特徴は名前にあるとおり「タフ」であること。

 

雑に扱っても大丈夫……いえ、わざと雑に扱っちゃいけませんが(苦笑)、防滴・防塵性能に優れ、かつ折曲げのような力が加わっても、簡単には壊れないという製品なのだ。

 

その謳い文句どおり、外装がカチカチ!

 

ふつうのSDカードは、いかにもプラスチックで指でも簡単にパキンって折れそうなのに、このタフシリーズは、外装が石っぽい硬さ。重さも明らかに違う。なんか頼りになりそう(笑)。

 

しかも硬くて強いだけじゃなく、最初に書いたとおりUHS-Ⅱ対応で速いのだ。

 

リード300MB/s、ライト299MB/sの性能は、UHS-Ⅱの中でもトップじゃなかろうか。

 

ただし……

 

めっちゃ高い!

 

わたくしが常用しているエクストリーム・プロは、海外版のパッケージ(海賊版ではありません)だと、64GBで約2千円ほどです。

 

2千円ですよ。(海外版なので国内での保証が受けられないけど)

 

それにくらべソニーのタフは、同じ64GBが、ななな、なんと、約1万2千円です!

 

6倍ですと?

 

めっちゃ高い。高いけど、その信頼性が精神的安心に繋がるなら、プライスレスではなかろうかと思うに至り、とりあえずテストしてみようと、一枚だけ買ってみたのだ。

 

ところがここで問題が。

 

ぼくが使っているカードリーダーは――

 

 

こちら。

 

縦置きにするスタンドが付属していて、このデザインだけで買ったようなもんです(笑)。

 

べつに壊れていない……いやCFカードのピンが曲がっちゃって、ピンセットで直したことがあったっけ(苦笑)。キヤノン時代の話でございます。いまはSDオンリーなのでCFスロットはどうでもよろしい。

 

ともかく、カードリーダーとしては壊れていないけど、UHS-Ⅱに対応していないのだ。

 

そこで!

 

 

同じくSANDISKの新しいのを買った。

 

お値段はAmazonで2,800円ほどでした。拍子抜けするほどお安い。

 

 

まえの縦型はカッコよくて、かつ設置面積が小さいというメリットがあったけど、このペタッとしたのも安定感があってなかなかよいです。

 

それともう一つ。

 

 

携帯用のSDカードリーダーも、UHS-Ⅱ対応にしてみた。

 

こちらはソニー製。しかもUSB3.1対応だから、さらに転送が速いはず。

 

これまたAmazonで約2,300円。SDカード専用と考えると高いけど、UHS-Ⅱ対応で、かつUSB3.1に接続できることをと思えば許容範囲かしら?

 

 

USB端子にふたが出来るのもよい。

 

さて。まずはカメラでの「ライト」性能を見て見ましょう。

 

 

α7Ⅲは、スロット1がUHS-Ⅱに対応してますので、そちらに「タフ」を入れて、バッファが一杯になるまで連写(RAW+JPEG記録だと30枚でバッファが一杯になります)、さらにそのバッファが開放されるまでの時間を計ってみました。

 

スロット1(ソニーのタフ)+スロット2(SANDISK)だと、だいたい31秒ほど。

 

スロット1と2ともにSANDISKだと、だいたい33秒ほど。

 

その差、約2秒。

 

誤差?

 

書き込みの様子を見ていると、スロット2に入れたライト90MB/sのSANDISKと変わらない。どうも遅い方に性能が引っぱられる模様。

 

そこで同時記録ではなく、スロット1(タフ)にはRAWを、スロット2(SANDISK)にはJPEGの振り分け記録にしてもう一度計ってみました。スロット2(SANDISK)の負担を減らしてみる作戦。

 

すると……

 

ソニーのタフ+SANDISKが20秒。

 

SANDISK+SANDISKが28秒となった。

 

なるほど。たしかにUHS-Ⅱの効果はあるようです。

 

でも、ぼくは振り分け記録はしない。どちらのカードにも、RAWとJPEGが入っていないと、バックアップの意味がないので。

 

結果としてぼくの使い方では、α7Ⅲを使っている限り、ソニーの「タフ」シリーズの速さを実感するのは難しそうですね。(α7RⅣならスロット1も2もUHS-Ⅱ対応なので効果があるかも)

 

ではリードはどうでしょう。

 

さっそく買ったばかりの、UHS-Ⅱ対応カードリーダでPCに転送してみます。

 

SANDISKのリード170MB/sだと、転送速度は、だいたい80MB/sくらいなんです。謳い文句の約半分。

 

それがソニーのタフだと、230MB/sほど出て「最初」はビックリ。

 

最初は?

 

ええ。230MB/sが出るのは最初だけで、すぐ半分程度まで落ち、あとは110~130MB/sのあたりを行ったりきたり。SANDISKのリーダーも、ソニーのリーダーもほぼ同じ結果になりました。

 

 

これはぼくのパソコンの性能なんでしょうね。USB3.1につなげば、もっと速いのかも。

 

SANDISKが80MB/sなんで、130MB/sも出れば速いことは速い。1・6倍ですもんね。100キロ制限の高速道路を160キロでぶっ飛ばすのと同じだから。確実に捕まります(笑)。

 

でも、作業効率が劇的に改善する速度かといわれれば……80MB/sでも十分かな(苦笑)。

 

このことから、常用中のSANDISKエクストリームプロ(170MB/sタイプ)は、値段と速度のバランスがよいという結論になりました。

 

おいおい、そういう答えかよ!

 

だって……ぼくの環境では撮影時もパソコンへの転送時も、UHS-Ⅱの恩恵はあまり受けられません。

 

なのにソニーのタフは、1万2千円の出費ですよ。

 

くーっ、泣けるよなあ。

 

まあ、スピードより「タフネス」を求めて買ったのだと、自分にいい聞かせることでこのショックをやり過ごしたいと思います(苦笑)。

 

以上、簡単なリポートでした。

 

 

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