使いこなし中 | TERUのブログ

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つれづれに

キヤノンのコンデジ『PowerShot SX160 IS』がいい!

という記事を書いたので、有言実行で自ら購入したって話をチラッとしましたよね。

いや、これが予想以上にいいんですよ。

多機能すぎてすべての機能を使いこなすのは、正直いって無理。

でも、キチンとしたレビューを書きたいので、ただいま「使いこなし」を模索中です。今日は本格的なレビューの前の、中間報告みたいな話をしてみます。

たとえばこの写真。

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なんてことない、アイスコーヒーの写真ですが、スマホでは意外と難しいですよ。お店の外から、明るい外光が差し込んでいるので、その明るさに引っぱられて、コーヒー自体が暗くなってしまうのがよくあるパターンです。

でも、PowerShot SX160 ISで撮ったこの写真は、PCで一切、なんの修正もしていない、撮ったそのままです(リサイズはしてあります)。

カメラ任せのオートで、ここまで撮れる……と、いいたいところですが、残念ながらそうじゃないんだな。

きれいに撮るために、撮影のときカメラの設定を調整しているんです。まず、ホワイトバランスを、アイスコーヒーを乗せてある紙ナプキンで計って合わせ、かつ露出は2/3ほどオーバーにしてシャッターを切ってます。

ホワイトバランスと露出補正は、写真の基本中の基本ですから、その2つを撮影時にキチンと調整すれば、この写真のように、あとでなんの修正も必要ない写真が、一発で撮れるわけです。

PowerShot SX160 ISは、撮影のとき、そういう調整が簡単に行えるカメラです。なかなかプロ好みですよ(笑)。iPhoneには、露出補正もホワイトバランス調整もないので(オートのみ)、ここはコンデジのアドバンテージですな。

ところが……いつもそうだとは限りません。

もう一枚見てもらいましょう。

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この写真はどうでしょう。

これも撮ったままそのまま。PCでなんの修正もしていません。錦糸町からスカイツリーを見た、これまたなんてことない写真ですから、こんなもんで十分なんですが……

もうちょっと見栄えのいい写真が欲しかったなんて思ったら、この写真は、いまいち色もよくないし、スッキリしてませんよね。

では、この写真をPCで修正するとどうなるでしょうか。

さあ、ご覧あれ。

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ワォ。

自分で言うのもなんですが、見違えるほどよくなりましたね。ちょっと色を派手にしすぎたかと思わなくもないけど(苦笑)、見たときの印象(記憶色)としては、この修正した写真の方が近いです。

どんな修正をしたかというと、まずレベル補正でハイライト側を切り詰め、コントラストをあげます。そのあと、彩度を少し持ち上げて色を鮮やかにしてみました。手慣れた人なら1分もかからずにでできるレタッチです。

このように、たとえプロでも(わたしのことだ)、あとでPCのお世話にならない写真を、一発で撮るのは難しいんです。

おっと、誤解してもらいたくないんですが、「平均点の写真」でよければ、カメラ任せて簡単に撮っても、ほぼ100%大丈夫ですよ。1枚目のスカイツリーの写真がダメだってわけじゃないんですから。

でも、いま挙げた例のように、「もうちょい見栄えがよければ」なんて欲を出すと、PCでの修正が必要なことが多いんです。

それを少しでも減らすには、アイスコーヒーの写真で説明したような、撮影時の調整がもっと必要になってきます。

PowerShot SX160 ISの使いこなしを模索中っていうのは、その辺のさじ加減を探ってるってことなんです。

一眼レフのように、様々なプロの技に応えてくれるようなカメラではありませんが、もうちょい、撮影時の調整で、うまいこと撮れないもんかなと。

買ってから、まだ1ヶ月経ってませんからね。カメラの発色の癖みたいなのも、つかみ切れてないし。納得いくまで使い勝手を検証して、それからレビューを書きたいと思っております。