コンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)は、すっかり影が薄くなりましたよね。
ずいぶん前から、もう「ケータイのカメラで十分じゃん」という人が増えてて、スマホも出始めたころはカメラがしょぼかったけど、いまや、フィーチャーフォンと同等かそれ以上のカメラが載ってます。
しかもスマホは、いろいろアプリがあるから、撮った写真を加工したり、ブログやフェースブックなどのSNSにもアップしやすい。
となると、いよいよコンデジは立場がないわけですよ。
が!
そんな閉塞感漂うコンデジに、最近新たな動きがあるのです。
それは「高級化」。
キヤノンは、「PowerShot G1 X」、ソニーは「サイバーショットDSC-RX100」、富士フイルムは「FUJIFILM X10」等々、従来のコンデジを高機能化しただけでなくて、肝心要の、「写真の品質」に直結する、イメージセンサーを大型化したコンデジを売り出しました。
上に挙げた機種では、キヤノンの「PowerShot G1 X」と、ソニーの「サイバーショットDSC-RX100」が、サンプル写真を見ている限りでは、コンデジとは思えない写りですよ。すばらしい。
ただ、値段もすばらしくて、下手すると、一眼レフのレンズセットが余裕で買えちゃう値段だったりして(苦笑)。
言うまでもなく、一眼レフの方が写りは、さらに上です。
でも、コンデジのコンパクトさと手軽さを、もっとも重視したいって人は、要注目かも。
薄くて軽いコンデジに比べればデカイですが、ソニーの「サイバーショットDSC-RX100」なんか、十分にコンパクト。それでいて、写りは一眼レフを思わせるくらいですからね。用途によっては、プロのサブカメラにすらなるかも。
高級コンパクトデジタルカメラって、出ては消えるというのを繰り返してきましたが、そろそろ、一ジャンルとして定着するような気配です。
いろんな選択肢があるのは、いいことですねー。買うときは迷うけどね(笑)。