ノンアルコールビールほどではないですが、ここ最近、写真業界で、ちょこっと話題の新製品。
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こちら↑
「蔵Cura」という商品名のレンズクリーナーです。販売しているのはサンアイという会社。
このクリーナーの特徴は、アルコールを使っていないことなのです。成分は純度の高い精製水に、ごく微量の界面活性剤だそうです。
以前も書いた記憶があるんですが、レンズクリーナーというのは、たくさん種類があるんですけど、もっともポピュラーなのは、アルコール系の揮発物質を含む製品です。
アルコールは揮発性が高いので、拭きムラが出来にくいという利点があるんですけど、揮発性が高いゆえに、使っていなくても中身が蒸発してしまうし、空気中の不純物が混入して、どんどん性能が劣化していきます。
ぼくもアルコール系を使っていたんだけど、すぐダメになっちゃうのがイヤで、石油溶剤系のレンズクリーナーに落ち着きました。(という記事を過去に書いたはず)
いや、落ち着いていた。と過去形にしましょう(笑)。
この、「蔵Cura」ってクリーナーの評判がかなりいいようなので、遅まきながら(販売されたのは去年の9月なんです)買ってきました。
さっそく使用感を……という前に、これ50mlのボトルなんですが、いくらだと思いますぅ?
なんと840円です!
高ーい!
この値段に躊躇して(前のクリーナーがまだ残ってたし)、乗り遅れてたんですが、今回使ってみてビックリ。これはいい!
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ご覧のように、このクリーナーで拭くと、必ず拭きムラが出来ます。なにせ成分は水と界面活性剤だけですからね。揮発しないからこうなるのだ。
ダメじゃん!
と思うでしょ?
ところが……
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ほーら、から拭きをすれば、このように、拭きムラはきれいに取れるのです。
アルコール系や石油溶剤系のように、鼻につく匂いもないし、なんといっても、「拭きムラが出来ちゃってもいい」というのが使いやすい。アルコール系のように、揮発する前に急いで拭かなきゃ! ってあわてる必要がありません。
しかし、本当に汚れが落ちるんでしょうか?
カメラ用のレンズやフィルターは、いつもきれいにして使っているから、汚れの落ち具合がわからないので、メガネで試してみたら、油汚れもきれいサッパリ落ちました。
すばらしいー。
界面活性剤というと、環境には大丈夫なのと思ってしまうけど、使っている量はごく微量で、しかも下水に流すわけじゃないから、この点も心配無用でしょう。
特定の商品のことをあんまり褒めると、最近はステルス広告じゃないかと疑われそうだけど(苦笑)、これは本当にいい。プロや業者の間で評判になり、業務用の300mlサイズ(3,150円)まで販売されたそうですよ。
もう進化なんてしないと思っていたレンズクリーナーにも、こんなに使い勝手のいい新製品が出るなんて、うれしいし、楽しいなあ。
高いのが玉に瑕だけど(苦笑)。
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ぼくは、わかんないから、眠くなっちゃったー
ノンちゃんを撮るレンズをきれいにする話だよ。
それにしても、またツチノコに似てますよ、ノンさん(笑)。