ここ最近、アメーバにログインしようとすると、菅野美穂がウエイターをやってるバージョンの、サントリー角のCMが出ますね。
ほら、「ウイスキーが、お好きでしょ。もう少し、しゃべりましょ……」というCMソングが流れるヤツ。
あの、CMソング。いい曲だなーと思うんですけど、15秒か30秒のCMでしか聞いたことがないから、一度通しで聴いてみたくなって、YouTubeで調べたんですよ。
いろんな人がカバーしてるので、YouTubeにもたくさん動画が上がってました。
でも……
オリジナルの、石川さゆりが、ダントツにいいですな!
彼女の艶のある歌声を聴いてると、本当にバーで飲んでいる気になってくる。
調べたら、石川さゆりがこの曲を発表したのは、もう22年も前で、当時彼女は32歳。バルザックは、『三十歳を過ぎなければ、女には顔はない』と言ったそうだけど、たしかに、男も女も、三十を過ぎないと、大人の魅力は出ないかも。
YouTubeには、発表当時の30代ではなく、おそらく、40代になってから歌っている映像もありましたが、これがまた、バーのマダムっぽくて、お似合いになってらっしゃる。
「あなたは忘れたでしょ。愛し合ったことも……」
なんて歌詞の部分は、ちょっと演歌ぽいけど、女の情感を感じちゃったりして(苦笑)。
さすがです。石川さゆりさん。おみそれいたしました。
こういっては失礼ですが、津軽海峡冬景色の人だから、飲むなら日本酒か焼酎だろって思ってしまいますが、演歌独特のこぶしを封印して、ウイスキーに合うジャズぽい曲を、艶っぽく歌い上げてる。
そーいえば、ぼくも本来の分野ではない、ワンちゃんの写真がうまいな。プロはなにやらせても、うまいんだよねー。なんて言ってみたりして(笑)。
いやマジで、ウイスキーが飲みたくなってきましたよ。
ウイスキーを心から飲みたくなるのは、好きなハードボイルド小説を買ってきて、さあ読むぞと、ページを開いたときなんですが、石川さゆりの歌声も、思わずウイスキーの瓶に手を伸ばさせます。ぼくはバーボン党なので、残念ながら、角は置いてないけど。
そこいくと、竹内まりあは……悪いとはいいませんが、なんちゅーか、艶がありませんな。声のせいでしょうか、歌い方でしょうか、少し乾いた感じがして、ウイスキーより、コーヒーが飲みたい。
ああ、そうか。コーヒーね。自分で書いてて納得。竹内まりあは、カフェのオーナーだ。彼女が入れたハイボールより、カフェラテを飲みたい。夜じゃなくて、昼間に(笑)。
さらに、ゴスペラーズや、いま菅野美穂バージョンで流れている、ハナレグミのカバーも、それぞれ味があるとは思うんですけど、なんか別物って気がして、同じ線上では語れません。
ああ、そうそう!
意外によかったのが、キャロリン・レオンハートがカバーしたバージョン。曲名は「ウイスキー」。日本語に合わせて作った曲に、英語がうまく乗るのかなと心配したけど、さすがプロ。うまく合わせてます。
英語バージョンが気になる方は、「Carolyn Leonhart-Whisky(1992)」で検索してみてください。Googleなら、トップに出ますよ。
でも、やっぱり、石川さゆりがいいなー。うん。
ノンちゃんは、ウイスキー飲めないね。
パクパク……モグモグ……
お食事中でございます。
この写真は、昨日のご飯を待ってるノンちゃんの続きね(笑)。