人類滅亡のときが来た! | TERUのブログ

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つれづれに

2012年は、人類が滅亡すると騒がれております。

その原因のひとつ、太陽フレアによって、地球か灼熱の炎に包まれるからだとか。

だとすると、そのときが来ました!

あ、ちなみに太陽フレアとは、太陽の表面付近で発生する爆発現象のことです。爆発ですから、いろんなモノを飛び散らかして、それが地球まで届いて、いろいろ厄介なことが起こるんですよ。

様々な観測から、どうやら、2012年はデカイ太陽フレアが起こると予測されていたのです。(ちなみに、前回は2003年でした)

それがですね、予想どおり来ましたよー!

24日に大規模な太陽フレアが発生しました。そのとき放出された放射線が、日本時間では、25日の零時過ぎに、地球に到達したんです。

このブログは、それから約24時間後にアップしてますから、もうとっくに人類は滅亡しているはずですね。みなさん、お元気ですか? ご近所で、滅亡なさった人類の方はいらっしゃる?

いない?

じゃあ、ぼくもあなたも、人類じゃなくて、なにか別の生き物かもねえ。

なんて冗談はともかく、NASAは、GPSなどの人工衛星に影響するかも知れないから、気をつけてちょーだいと、言っております。

さて、池上章になった気分で、もうちょい太陽フレアについてお話しましょう。

さっき話した通り、太陽の表面付近で起こる爆発現象ですが、なぜ起こるのかは、よくわかっていません。じつは、太陽の中は、まだまだ謎だらけなんですよ。

でもまあ、太陽フレアが発生したあとのことは、だいぶわかってきました。

爆発と言うからには、一瞬で終わるという印象を持ちますが、実際は、数分から、数時間も続くフレアがあります。その爆発の最中に、いろんなモノが飛び散るわけですよ。

まずはX線。レントゲンですな。そしてガンマ線。これらは電磁波ですので、フレアが発生してから約8分で、地球に到達します。

でも、地球の大気に邪魔されて、地表まではほとんど届かないのでご安心を。ただ、大気の外、つまり宇宙ステーションなどでは、問題になりますな。太陽フレアが発生したときには、致死量の電磁波が降り注ぐそうですから、そんなとき、船外活動なんかやってたら大変です。

もちろん、NASAが、そんなこと知らないわけがないので、太陽フレアが起こったとき、宇宙飛行士たちは、ステーション内の、壁の厚い場所に待避するそうです。

さて、電磁波が過ぎ去ったら、それで終わりでしょうか?

いえいえ、本番はこれから。

電磁波のつぎは、数時間して、粒子性の放射線が飛んで来ます。具体的には、陽子や電子、そしてアルファ粒子などです。アルファ粒子とは、高いエネルギーを持ったヘリウム4原子核。要するに、ヘリウムの原子がぶっ飛んでくるのです。

こいつらは、高エネルギー荷電粒子なんて呼ばれてましてね。荷電粒子と言うだけあって、電気を帯びてますから、地球の磁気圏に捕らえられ、地表までは降ってきません。

が!

フレアの規模が大きくなると、荷電粒子の量が、とんでもなく増えますから、磁気嵐というのが発生して、地球の軌道を回っている衛星などに、悪影響を及ぼすのです。ちなみに、大規模なオーロラも発生します。

さらに、数時間から数日の間、コロナからの質量放出でまき散らされたプラズマが地球に届きます。プラズマとは、電子を剥ぎ散られた原子核のことですな。コロナ質量放出(CME)には、高いエネルギーを持った、重い原子のプラズマも含まれていて、それらが降り注いできます。

悪いことに、こいつらは地表まで届いちゃうんだなあ。そーするてーと、電線の中に入り込んで、回路をショートさせたり、ひどいときは停電を起こしたりするんです。

記録に残っている中で、過去最悪だったのが1859年。このときは、CMEが発生してから、18時間ほどで地球にプラズマが降り注ぎ、史上最大の磁気嵐を発生させたそうです。まだ、普及しはじめたばかりの通信機器がショートして、火災も起こったそうですよ。

全米科学アカデミーの予想では、もし、いま、1859年規模のフレアが起これば、社会に大混乱が生じて、われわれの文明は19世紀初頭に戻るとさえ言われています。

さあみなさん、まだ人類滅亡の危機は去っていません。

明日には、人類は滅亡しているかも知れないので、今夜は美味しいモノを食べましょう!

ね、ノンちゃん♪

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なにー?

ノンちゃんが、床にベタッと這いつくばっていたので(笑)、後ろから撮ろうとしたら、ぐりんと首を回してふり返りました。

ノンちゃん、首も柔らかいのねー!