宇宙戦争 | TERUのブログ

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つれづれに

名古屋さむーい!

というわけで、ただいま名古屋のホテルでブログ書いてます。

無事にLANも繋がって、よかったよかった。

せっかく名古屋にいるんだから、それっぽい話題を……と思ったけど、べつに観光できているわけではないので、これといった話題もなく、すいません。

なので、いつも通りの駄文なんぞ、つらつらと。

夜、ホテルに入ってホッと一息つきながらテレビをつけますと、何チャンネルなのかわかりませんが、映画の「宇宙戦争」をやってました。

スティーブン・スピルバーグがリメイクした、新しい方ね。

この映画は、イギリスのSF作家、H・G・ウエルズが百年ほど前に書いた小説が原作になっているのは、みなさんもよくご存じの通り。

スピルバーグのリメイク版は、さすが現代の技術で映画化されただけあって迫力満点ですな。

でも、この物語の本質は、文明批判なんだよね。

宇宙戦争が書かれた当時のイギリスは、アメリカやドイツの工業化によって、世界的優位は失われつつあったけれど、依然として多くの植民地を持っていた。

植民地というのは、イギリスが、自国の経済的優位のために、一方的に他国を侵略して支配することだから、それを宇宙人と人間の関係に置き換えたのが、「宇宙戦争」という小説なんだよね。

この物語では、高度な科学力を持った宇宙人が、なんの前触れもなく、また理由もなく、突然地球に襲いかかって、人間をつぎつぎに殺害していく。

それはつまり、イギリスが、植民地にたいしてやってきたことと同じだ。

と、ウエルズは言いたかったのだ。原作にはそのことが描写されている。

ところが映画では、そんな文明批判はすっかり影を潜め、ハリウッド映画らしい迫力と家族愛でくるまれた甘いケーキのようになってしまっているのは、まあ……致し方ないことなのかな。

なんて、難しいことを考えていたら、眠くなってきました。

そろそろ寝ますぅ。

おやすみなさい……ZZZ