この夏に公開された映画ですが、
「コロナ恐怖症」の私は、映画館に足を運ぶことはできませんでした。
(今もです)
迷っているうちに、気づくと劇場公開も終了。
TSUTAYAに並ぶのを待つか~と思っていたのですが、
NETFLIXで観られるそうなので、皆様にシェアします。
こんなに早く配信されたのは、
「 11月 児童虐待防止推進月間 」と関係あるのかな。
アメブロでも多くの方がレビューを書いているので、
ご参考にどうぞ。
ネットフリックスはこちらから
↓
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造支援事業)
文化庁からの助成金事業だそうです。
エンタメ作品とは異なり、収益化が難しいテーマだからでしょうか。
配信サイトで見ることはできますが、見たい人の目にしか留まらないように思います。
本当は、プライムタイムの全国放送のテレビで取り上げて欲しいですが・・・。
せめて、ネットフリックスに誘導するスポットCMを流してくれると良いのですが。
以下ネタバレ注意。
映画の冒頭から、母子が生活保護であったことが示唆されます。
ガスが止められ、お湯が沸かせないというセリフ。
少年が祖父母や叔母の家に、お金の無心に行かされます。
祖父母も叔母も、
「〇〇に必要だから」という少年に対して「そんなの嘘でしょ!」と
本来は母:秋子に言うべき言葉を、少年にぶつけ追い返します
秋子が離婚した元夫を呼び出して、周平にお金の無心をさせる。
「養育費を払っているのに、足りない・・・お母さんは働いていないのか。
周平、お父さんのところに来るか?」と少年に問いかける。
周平を連れて、ラブホテルに連泊する秋子とリョウ。
秋子はホテル従業員に、周平が不登校のようにほのめかす。
秋子が妊娠し、リョウは「もう無理」と言い2人の前から消える。
秋子は、どこで出産したのでしょう?明らかにされていません。
そもそもお金に困っている生活だから、病院や産院ではない可能性も・・・。
やがて、周平は建設会社で働き、3人で会社の寮に住む。
働かない秋子にキレる社長。
秋子、周平に会社のお金を盗ませ、会社の寮を離れる。
2人の子どもを連れて路上生活となり、発熱して動けずにいる秋子。
3人のもとに児童相談所?生活保護?の役所の人がくる。
一緒に保護されて、簡易宿泊所で生活。
福祉司の勧めでフリースクールに通い始めた周平。
簡易宿泊所から逃げようとする秋子に「俺、ここにいちゃダメ?」と自分の意思を伝える。
「あの女に、何を吹き込まれた?」と問う秋子。
あの時、通報・通告されていれば・・・
早期に親子分離されていれば・・・
そんな風に思う場面が、多々あります。
それでも、少年は母親と一緒にいることを選んでしまう・・・というより
そう選択せざるを得ない方向に、追い込まれているような感じ。
物語終盤、少年は「君たちは共依存だ」と指摘されます。
とある年代の方にはわかる漫画。
「動物のお医者さん」にラジカセ犬パフのくだりがあります。
パフは子犬のころからラジカセに繋がれていて、
自分が既に成犬になっていても、ここから動けないと思い込んでしまっています。
親子分離は最終手段であるとして。
以前、虐待関連でとある児童相談所長の講演に参加しました。
※抜粋です。
世間で「児童相談所はけしからん」といろいろ言われているのは承知している。
そんな中、こうして足を運んでくださる方がこんなにいらっしゃることに
感謝します。
市民の方から通告のお電話をいただくときに言われることがある。
『自分が通告したと思われたくないから、
児童相談所の職員が、まるで警察のように見回りをしていて、
たまたま遭遇した、見つけた。そんな風に説明してほしい。』
お気持ちはわかりますが、児童相談所は見回りはしていないので
そんな風にタイミングよく、虐待を発見することはできません。
家庭内のことならなおさら。
自分が通告をするということが、とてもハードルが高いと感じる気持ちもわかる。
児童相談所が皆さんの名前を出すことはないけれども、
気付かれてしまう可能性もなくはない。
ご理解いただきたいのは、
皆さんがあれ?と思う親子は、何かに困っている親子です。
皆さんが私たち(児童相談所)に「心配な子(or親・親子)がいる」と教えてくれないと、
私たち(児童相談所)は、その親子がどこにいるのか、どんなことに困っているのかを知ることもできない。
支援につながらないということ。
「大げさに考えすぎかも…」と思ってしまう方もいるかもしれないけれど、
もしかしたら、放置することで大きな事件になるかもしれない。
場合によっては、一時的に親子分離もしなきゃいけない場合もある。
そういう場面も、あるんだけれども。
子どもを虐待から守るということでもあるし、
親が、子供へ虐待してしまうのを防ぐという意味もある。
皆さんのご協力が必要です。
皆さんのご連絡が、困っている親子を救うんです。
実際の講演では、もっと多くのことを訴えていらしたのですが、
今回は抜粋のみでご了承ください。
お読みいただき、ありがとうございました。


