前回、表面板について書きました。
今回は指板(ネック)について
ネックは主にギターの弾きやすさに関わる部分です。
この部分は例外なく黒い材料を使ってますよね。
これは材料に紫檀や黒檀という木を使っているからです。
塗装で黒いわけではなく、材料自体が黒いんです。
・・・あまりに安価なギターだと、黒く塗装したものもあったりしますが・・・
紫檀や黒檀はお仏壇などに使われる高級木材です。
非常に硬くて耐久性に優れます。
ギターのネックは弦の張力が常にかかっています。
6本で約50㌔!
人間1人がぶら下がってるようなものです。
その荷重に耐え、反ったりしないように固い木を使い、裏面の違う木と張り合わせてさらに強化しています。
フォークギターやエレキギターなどはネックの中に鉄芯を通して、それによって反りを調整できるようにした楽器が多いのですが、クラシックギターではそのような機構は使っていません。
木材そのものの性能が重要ということですね。
楽器の話、次回は弾きやすさについて書いてみようと思います。
お楽しみに♪
前回の記事 → 「楽器~表面板から」
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