狼花 | コンポーザーギタリスト瀬戸輝一のブログ

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大沢在昌著

新宿鮫シリーズⅨ

いやぁ、面白かった!!
昨日、晩酌しながら3分の1くらい読んでたこの本を読み始めたら
止まらない、止まらない。
結局、4時間近く読み続けてフィニッシュ。

いやぁ、シリーズ物の面白さを凝縮してますね。
キャリアでありながら、その出世ルートから外れた異端児な主人公・鮫島。
同じくキャリアで出世街道を行く香田。
その二人がついに対決する!

新しく組織された組織犯罪対策部、通称・組対。
自ら願い出てそのトップになった香田。
香田なりの正義である計画を進めるが鮫島と対立。

そして、今までシリーズで何度か登場した、仙田?ロベルト村上?深見?も登場。
ついにその正体が明らかになる。

いろんな細かい事件が密接に関わりあってく。
人間関係も組織も。
それがこの著者の一番すごいところだと思います。
また、鮫島が泥臭く地味で地道な捜査をするのが味ですが、
それも、鮫島の目を通して読者に物語をより細かく説明するっていう一石二鳥。

そういう計算しつくされたストーリー展開がとっても読み応えがあって面白い!!
この作品だけでももちろん面白いですが、どうせならシリーズを最初から読んだ方が
何倍も楽しめると思います。

今のところ、もう1作・第10作目まで刊行されてるみたいですね^^
早く次が読みたい~!
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