こんにちは、カナコです。
私の海外奮闘記、
いよいよ最終章となりました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
ブログという場がなければ、
誰かに大して話すこともなく、
きっとそのうち忘れてしまっていただろう
我が家のお話。
もしほんの少しでも、
何かの勇気になったり、
笑っていただけたりしていたら
幸いです。
これまでのストーリーはこちら
【海外奮闘記②】妊娠発覚!六本木ヒルズ族からボストン貧困生活へ
【海外奮闘記③】生後10か月の娘を連れて、計画停電1日12時間の秘境ネパールへ
【海外奮闘記④】まさかのニューヨーク!家賃は10倍になった!
それでは最終章、
どうぞ。
私は、意外と
海外転勤族の生活が好きだ。
見たことのない場所へ行き
新しい人や価値観と出会うのは
わくわくする。
たとえ行き先が日本から遠い遠い
アフリカだとしても、
きっと私はこれからも行き続けると思う。
ただ一つだけ。
何度経験しても、
慣れないものがある。
それは、
そこでお世話になった人や
仲良くなった人々との
お別れ。
これは何度やっても、
どうも慣れそうにない。
ニューヨークで我が家の隣に住んでいて
いつも見守っていてくれた老夫婦に
今でも会いたい日だってある。
娘宛に。娘の誕生日、息子が生まれた日、引越しの日、
バンコクとニューヨークは、
子連れの私たちには遠すぎる。
我が家がニューヨークから旅立つ日。
我が家の荷物は、
スーツケース4つと
段ボール2箱だけ。
それが我が家の全ての荷物。
船便も一つもないし
引越し業者もない。
私たちはいつも、
生活に必要なものは、
現地で買って、
最後は現地で全て手放してくる。
思い出があれば
それで十分なんだ。
ニューヨークには
たった2年間しかいなかったのに、
沢山の人が送別会をしてくれて、
NYを去るその日まで見送りに来てくれた。
世界中で出会った人々は
私たちの宝物だ。
そして2017年夏、
我が家はニューヨークから
合計22時間のフライトを経て
バンコクにたどり着いた。
憧れの地、
バンコクに。
今日でバンコクに来て
約5か月になるけれど、
ここは本当にいいところだ。
食事は美味しくて
気候は良くて
病院は安心
街には活気があり
素敵な人々との出会いも沢山ある。
私は前より少し
自分の時間が取れるようになり
英語コーチというやりたい事も見つかった。
そんな環境にいられて
今私は本当に幸せだ。
と、私はこんなにも充実しているのに
わが夫はどうも不満らしい。
モザンビークの方が
仕事のやりがいがあるらしい。
今日もそんなことを隣で言っている
だから、
私は今日も1日を
精一杯過ごそうと思う。
これからも波乱万丈あると思うけど、
いつかお別れをするその時まで
私は毎日楽しく
ここで精一杯生きるのだ
おしまい。