来年度をどうするか決めかねている。
頭から震災が離れないのだ。
他の塾の先生たちは凄いと思う。
対策を考えついているんだろうから。
もし授業中に震災が起きたらと考えると、みんなを助けることができるのだろうか、交通網や連絡網が使えない中、無事に家まで送り届けることができるのだろうか。
放射能による被害が、もし出てきたとしたら、避難や疎開を呼びかけ説得できなかった俺は後悔するだろう。
勉強を教えることも大事だが、命が1番大事なわけで、来年度も、放射能に汚染されている首都圏の大学や高校に合格させる事が、果たしていい事なのだろうか。
3・11までの自分が、あまりにも危機意識や危機管理について甘かったことに気がついた。
俺には、ビッグな悩みすぎて、まだ判断できていないのが正直なところだ。
難しい問題だ。
とにかく間違いないことは、俺云々じゃなく、生徒を第一に考えること。
これしかないんだよな。