有害物質と健康被害 | Chinalobby's Notes

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有害物質が原因で起こる健康被害の歴史は、日本でもカドミウム汚染をはじめ既に90年が経過している。必ずしも被害が発症するわけではないと、問題を先延ばしにしてきた。まともな検証も行わないままである。DDTをはじめとする農薬の新しい認可と、その使用による健康被害の発生、有害物質としての認知というのは、何度も繰り返されているようである。塩もそうなのだが、大量に食べるとナトリウム/カリウムなどのバランスが崩れひとでも死んでしまう。

症状が出るかどうか、死亡するかどうかではなく、体内でどう変化、作用するのかの研究が必要であるのだが、栄養学では栄養成分しか分析せず、工業製品であるがゆえに薬学、医学分野でも検証されることはなく、化学物質は自由に世界中を泳ぎまくることができたのである。有害物質は長期
間にわたる蓄積により体内の解毒許容量を超えはじめて様々な症状が現れる。見た目では分からないことが多い。最近では食物連鎖により生物の体内の有害物質の濃度はかなり高くなっている。例えば、アメリカのある汚染区では、そのエリアでの飲料水を数十年間摂取する有害物質よりも、一回の料理で摂取する魚の有害物質の量のほうが多いことが分かった。それだけ、食物連鎖による汚染物質濃度が高くなることが分かっているのだ。これは北極のシロクマにも言えることであり、既に地球中どこへ行っても自然動物などの有害物質濃度が高いことになる。ゆえに、これからは、有害物質による被害を検証するだけでなく、どうやって解毒をするのか、環境から排除するのかを真剣に考えなければならない。