透析という世界。ときどきカブ -7ページ目

透析という世界。ときどきカブ

糖尿病から腎臓を悪くし、ついに人工透析を始める事になりました。
透析の事、日々の生活の事、趣味のバイクの事など綴っていきたいと思います。2023年12月25日心不全から心筋梗塞になり呼吸困難、意識不明でICUで3日間の戦いを経てこの世に帰ってきました。

皆さま お久しブリーフ


まだ生きておりました。


特にブログに書き残す程の事もなく淡々と生きていたのでご無沙汰でした。


そして久しぶりにブログにと思ったのが現在放映中の映画【国宝】を観てきたのでそれの感想などを残そうかと。





元々、映画は好きで透析中も1本は観るようにしています。

なので最低でも月に12本は観ていますね。

まぁ、透析以外の日も観ているので実際には月に15~20本くらいかな!

ほとんどがタブレットで観てるんだけど、たまーに映画館で観たいヤツがあると映画館に行って観てきます!


今回は歌舞伎、歌舞伎役者を題材とした作品 【国宝】です。

ネタバレありありなので、これから観にいくといった方々はここでブログを閉じてくださいませ。





暴力団組長を父に持つ少年

彼は暴力団同士の抗争で父が打たれるのを目の当たりにする。

身寄りのない少年は1人の歌舞伎一門の家へ引き取られ役者の道を歩みはじめる。

もう1人は、その一門の血をひく跡取り息子。

この2人の少年時代からの役者人生を綴った作品である。


主演は、吉沢亮と横浜流星

2人とも綺麗な顔立ちで役も歌舞伎の【女形】をやる上で申し分ない美形である。


ある時、とても大きな舞台で急遽代役をたてなくてはいけなくなり実際の歌舞伎の世界では跡取り息子がやるべきなのだが吉沢亮演じる東一が大抜擢。

現場は大混乱である。

その父親は純粋に今現在の役者としての実力でそう判断したのだろうけど、猛反発をくらう。

そりゃ元々小さな頃より修行を積み 何よりその血筋の者がやるべきというのが歌舞伎の世界らしい。全く歌舞伎を知らないオレでも理解は出来るし言葉は悪いが暴力団の息子で背中に墨を彫り父親の敵討ちで相手の組に殴り込みに行ったオトコを大事な代役にするなんてそりゃ筋違いだと思う。

だって修行すら幼少期はしてなかったんだから。

後日談で指導に入っていた歌舞伎役者が現実の歌舞伎の世界ではまず有り得ない話しだ!と言っていた。元々 養子を取り跡目を継がせるって事はよくある話しらしいがそれは血縁が途絶え仕方なくという話しであって、血の繋がった息子が居るにも関わらずよそ者を代役にたてるなんてもってのほかなんだって。

しかも映画では吉沢亮に三代目まで襲名させちゃうんだから穏やかじゃないよね。

最終的には吉沢亮は人間国宝にまで登り詰める歌舞伎役者になるんだけど、それまでの間は地獄のような日々を過ごしたり挫折を味わったり裏切りがあったりと決して順風満帆ではない人生だったんだけど、世間にはそうは見えてなくインタビューで「順風満帆に登り詰めましたね!」と言われるんだけど、そんな事ないよ!とは言わず「みなさまのお陰でございます」みたいな事だけを言うんだよね!それを聞いてオレみたいな死に損ないもツラいけど、人間国宝になるってのも結構ツラいよな。と思ってしまった。


誰だか忘れちゃったけど、人間国宝だか何か国から貰える栄誉ある賞を断ったんだよね。

理由が、「そんなの貰っちゃったら外で立小便も出来なくなっちゃう!」って笑

まぁ、貰わなくても立小便はしちゃいけないんだけどさ、すごく人間味があって粋な答えだなぁと思ったことをボンヤリと思っちゃったよね。


なんだかんだ言っても やっぱり【平凡】が1番シアワセなのよ!


今回の映画の吉沢亮はそんな感じだけど、より壮絶なのが横浜流星だった。

若き頃に代役を取られ、そこから音を立てて役者人生が崩れていく、それでも踏ん張りやっと歌舞伎に戻ってきたが、今度は病気で片足を切断する事に。

義足を使い舞台には立ち続けるが今度はもう片足も壊死し切断となる。作中では最後どうなったか明確に記されてはいないが恐らく亡くなった感じは滲み出ていたので、足を切断後 闘病の末亡くなったのだろう。


今回の作品では、血が繋がってない事で苦しむ人もいれば、血が繋がっている事で父親と同じ病気を遺伝し命を落とすという悲しい結果もあったり歌舞伎という特殊な世界だけではなく人として手に入れるものが大きければ失うものも大きいのだと教えてくれた。


歌舞伎という世界を美しい描写で観れるだけでなく人間の血縁の重さや儚さ、幸せのあり方など深いところで感動させてくれる良い映画でした。


良かったら皆さんも観にいってね

これは映画館の大きなスクリーンで観るべき作品だと思ったよ。


そんな感じ。