好天に誘われ、都内の古本まつりへ。
たいして期待もせずに出掛けたのですが、思いのほか買ってしまう羽目に‥

先ずは高円寺の中央線古書展へ。こちらは初日ということもあり、到着時はどの棚の前も人垣が出来て、えらく混んでいたが、お昼くらいになると、だいぶ見やすくなった。

こちらでの収穫はこの2冊。

『羽田鴨場の記』

『六郷河口に於ける鷸・千鳥類の「渡り」』

共に300円





上の2冊を見つける前に、保険として見ていたこの2冊も合わせて購入。

『魚偏に遊ぶ』

『続 魚偏に遊ぶ』

田中秀男 共に150円



日常的に食する魚のことが色々と書かれているようなので、食卓そばに置いておいて、魚を食べる時にその魚のページを開こうかと。


ワンタンメンで腹ごしらえをしてから、

神保町の中央古書会館の趣味展へ。こちらは2日目の午後ということで、人もまばらで見やすい。


先ずはこれを手に取る。

『鳥と獣』 内田清之助 200円

中西悟堂と並び著作の多い人ですので、今まではあまり手に取ることの無かった内田清之助。しかし今、ちょっとした内田ブームが来ているので、今回は購入する。


次いでこの本。

『フィールドガイド・アフリカ野生生物』

小倉寛太郎 300円


著者からの献本で、表紙見返しに著者のサインと贈られた諏訪兼位のサインが。

諏訪兼位は岩石学、地質学を専門とする学者で、日本アフリカ学会の元会長だった人だ。著作もいろいろあるが、専門外の身としては、『裂ける大地 アフリカ大地溝帯の謎』あたりが面白そうだ。機会があれば、読んでみよう。


次いで哺乳類つながりで、こちら。

『今日も動物園日和』 小宮輝之 200円

これは今度、上野動物園を訪れる時に持って行って、ガイドブックとしよう。


そして最後はこれ。

『山梨の鳥』 中村司・依田正直 500円

今では都道府県単位の鳥の図鑑はほとんどの都道府県で出版されているが、これはちょっとレベルが違う。著者の中村司氏は中村幸雄氏のご子息で、父子揃って鳥類学者のかた。中村幸雄氏の『甲斐の鳥たち』と見比べながら、読んでみよう。


という訳で、8冊も買ってしまった。しばらく読む本には困らないかな。