映画漬けの正月 | Ternod Official blog

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哲学思想研究、文人画。 反緊縮行動(Anti-Austerity Action)〔生ー政治(Bio-politique)に抵抗する自律労働者(Autonomia Operaia)〕。 ブラック・ミュージックをこよなく愛す。レコード/CD店、古本屋、美術館などで出没することが多いです。

昨年末から映画を見続けています。

HDDに録り溜めていた劇場用アニメ『1000年女王』(すでに何度も見ていますが)を観ました。

松本零士さん原作のマンガがもとで、テレビアニメ版、劇場用アニメ版とありますが、劇場用アニメ版は原作からだいぶ設定を省略しています。舞台となった1999年の東京が透明チューブにエアカーが行き交う超未来都市というのがすごい。

1982年公開だから、当時は未来の感覚ですが、現実には90年代以降はデフレとマイナス成長で失業率が悪化の一途をたどり、夢も希望もない世界でしたから。

大晦日の夜から元日にかけて1963年のアメリカ映画『クレオパトラ』を観ました。

セット、衣装、踊りなど豪華絢爛で、内容的にはエジプトのギリシア人でありながらファラオの後継者として女王となったクレオパトラと共和制末期のローマから来たユリウス・カエサル、ついでアントニウスとの恋物語というラブロマンスの悲劇映画ですが、面白く観ました。

4時間という上映時間も長くは感じませんでした。

途中で一時停止ボタンを押してトイレに行ったり酒やアテを用意したりはしましたが、ちゃんと休憩時間の静止画面もありました。

興行的には失敗といわれていますが、その年の興行収入第一位でありながら赤字になった映画であり、制作にカネをかけすぎたせいもあると思います。

映画を観ていても「こらカネがかかっとるな」と分かりますから(笑)

もし今、同じような映画をつくるとしたら、ほとんどCGでしょうね。

 

 

そして2026年元日は、同日公開の映画『迷宮のしおり』を観ました。

内容は、いかにも河森正治監督らしい内容です。

 

 

内容は上記のリンク先を見てもらえればと思いますが、主人公、前澤栞が親友・希星(きらら)とのダンス動画撮影中に転落してスマホの世界に閉じ込められ、栞はポジティブでアゲアゲというかイケイケな性格の分身が現実世界にあらわれてSNSでインフルエンサーとして活躍して「一億いいね」を目指し、スマホの世界に閉じ込められた栞と入れ替わろうとする。

そこに若き天才起業家・架神傑(かがみすぐる)がふたりの栞に取り入り、5Gに変わる新しいXGという規格によって現実世界・スマホ世界とも乗っ取ろうという企みがあらわになっていく。

 

 

私的には、かなり刺さる内容でした。

以前、絵画制作について、ライブ・ペインティングを考えていると書きましたが、動画配信者をはじめ顔出しで活動する人たちの精神性については常に考えていますので。

ネットの反応としては、これまでの河森正治監督のアニメで活躍した声優さんを大勢起用していながら、主人公の前澤栞は声優でなく芸能人を起用したことへの違和感があるようですが、内容としては観たほうがいいと思います。

 

さらに、元日の深夜には『魔法少女リリカルなのはReflection』を観ました。

ゲーム版がもとになっているそうですが、シリーズの時系列的にはA'sとEXCEEDSの間にあたります。

そして今夜は、Reflectionの二部作の後編にあたる『魔法少女リリカルなのは Detonation』が放映されますが、深夜遅いので翌日に見る予定です。