首班指名選挙と「ガラスの天井」 | Ternod Official blog

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哲学思想研究、文人画。 反緊縮行動(Anti-Austerity Action)〔生ー政治(Bio-politique)に抵抗する自律労働者(Autonomia Operaia)〕。 ブラック・ミュージックをこよなく愛す。レコード/CD店、古本屋、美術館などで出没することが多いです。

 

自民党総裁選で高市早苗さんが新総裁に選ばれ、さっそく支持率68%と高い期待と日経平均株価が1日で2000円も上がるなど、国民的な好感度も上々かと思ったら、公明党の連立離脱で政治は大混乱。

同じ時期にアメリカのトランプ大統領が中国からの輸入品に100%もの関税を課すと発表したことから、日米両国で株価下落。週明けの株価が怖い状況になってきた。

そして日本の政治は与野党とも腹の中の探り合いが続き、立憲民主党は、政策が全く異なる国民民主党の玉木雄一郎代表を執拗に野党統一首班候補に誘い、その傍らで維新国会議員団代表の藤田文武氏に秋波を送る、連立離脱した公明党とも交渉をするなど、なりふり構わぬ態度に打って出ている。

他の党でも共産党、社民党、れいわ新選組に声をかけてはいるが、特に問題視すべきは、参政党と「減税保守こども」の河村たかし氏も首班指名選挙での野党統一首班候補への投票に誘ったことですね。

高市早苗総裁の保守的スタンスを嫌っていながら、参政党や河村たかし氏という、もっと強硬な保守派は手を取り合うなど、思想信条の欠片もないとしかいいようがありません。

首班指名選挙だけで他の連携はないというかもしれないが、そのうち共闘しはじめるでしょう。

 

こう書くと心外だと思う人もいるでしょうが、傍目には、女性がリーダーに出世することに対する男の嫉妬に見えて、彼らこそが日本の憲政史上初の女性総理の誕生を妨害し続けた「ガラスの天井」だと一般の人々の目には映ると思いますが。

はっきりいって、立憲民主党を中心とするリベラル左派の野党と公明党は、女性票は自ら切り捨てたものと覚悟した方がよいでしょう。

 

まあ現実には、国民民主党、日本維新の会、参政党、日本保守党、減税保守こどもは立憲民主党中心の野党統一首班に乗ることはないでしょう。

現状では、高市早苗総裁が比較多数で新総理に選ばれることが確実でしょうから、態度を明確にせず、首班指名選挙では自分たちの党首に投票するでしょう。

だが、もし万が一にでも、野党統一首班が勝ちそうなどということになれば、保守系の野党は一斉に高市早苗総裁に投票して、どちらにしても高市早苗総裁が新総理に選ばれるでしょう。

 

そして高市早苗総理が就任したら、すぐに第二次補正予算に取りかかる予定です。その補正予算は、診療報酬の引き上げをはじめ、国民民主党はほぼ全部に賛成する内容でしょうし、参政党や維新も大部分は賛成するでしょう。

第二次補正予算が通った時点で解散総選挙に踏み切れば、勝つのは高市総理か、それとも「ガラスの天井」か?

その結果は明らかだと思いますが。

 

私自身は、昨年、石破茂氏が総裁に選ばれた自民党総裁選のときから、高市早苗さんを支持していました。

自民党員ではないので投票権はありませんが、SNSでは支持すると名言していました。

むろん現在も、当然ながら高市早苗さんこそ新総理になるべきだと思っています。

 

高市早苗さんが主催していた勉強会の結果をもとに、ブレーンの学者や論客が寄稿した論考を中心にまとめた編著書『国力研究』という本が出ており、昨年読みました。

 

 

同書は経済政策、安全保障、経済安全保障、サイバーセキュリティ、核融合発電など将来のエネルギー確保などを論じた書で、高市早苗さんの政治姿勢への賛否を脇に置いても、広く読まれるべき本であると思います。

私は同書で論じられた政策の大部分に賛同しています。

そういう意味でも、ぜひ同書の政策がひとつでも多く実現されることが、「美しく、強く、成長する国、日本」になると思います。