さて、
先日沖縄から届いた
タルボですが、
どうもオクターブチューニングが音痴なのと、
ウィルキンソンブリッジ搭載なのですが軽くアーム使うだけでチューニングがメタクソ狂う。
そんなヤワなポテンシャルじゃ無いと思うので色々しっかりと見てみたら、
弦の巻きが、
普通ペグポストの弦を通す穴から下に2〜3周、もしくは少なめに巻いていくもんだと思ってたが、
ポストの穴から上に登るように巻いてあった。
しかも1から3弦は上とか下とか関係なしにぐちゃぐちゃに巻いてあった。
最初に気づけない俺もまだまだだけど、
元の持ち主はかなりの素人だと思う。
さらに深読みすると、
弦もまともに巻けないようなかなりの素人がタルボをこんなに傷を付けるほどライブやスタジオで使い込めるはずは無いと思う。
つまりは、素人が楽器屋以外で中古で買ったが、
弦の張り方も知らないので、
必ずおとずれる張り替えの時、なんとなく巻いたと言う感じと思われる。
そうじゃ無いとしても、そう思われてもおかしくはないといった状態。
そして、
ブリッジの受け部分はカビ?と思われる汚れが…
ここの革シートは、100均の小銭入れを解体すれば手に入るから買ってこようかな。
そしてタバコヤニ?単なるホコリ?とにかく汚い。
ネジのサビもひどいので、
外せるネジは外して
サビを落としたり、数本はかなり深いサビなのでヤスリで削ったりしたあと、黒く染めました。
あと、写真は無いがフロントとセンターのピックアップはボールピースのサビをできる限り落として、
ピックアップのプラカバーはコンパウンドで磨きました。
リアのビルローレンスL500は、
ウエスに残ったわずかなコンパウンドを利用するような感じで軽く拭き掃除したら、割とキレイになった。
ん、
アレ??
…あー…やっちまった❗️
マスキングテープでビルローレンスのロゴが根こそぎ持ってかれました。
コレで、側から見たらパチモンみたいな感じになってしまった。
仕方ない。
俺の中でこのタルボはとっくに『ジャンク品』に昇格しているのだ。
メンテに出して使っていたプレイヤーズコンディション
と言って出品されていたが、
前の記事でも書いたがとてもどこかのショップでメンテしていた物とは思えないし、使っていたと言うがそのまま使える状態では無い。
ヤフオクやメルカリの楽器にそもそも期待はしてないし、直すのがライフワークの私にとってはむしろ嬉しくもあるが、
本来なら商品説明と状態照らし合わせたらクレーム出しても良いくらい違っている。
取引きに関してとても良いやりとりをしてくれたし、どうせ修理する私ジャンカーからすれば、修理ネタを買ったようなもんなので、出品者を悪く言う気は全く無いが、
こう言う売るために少し盛っちゃって状態説明するのは良く無いとは思う。
俺はどんどんヤル気湧いてくるけど笑
ネックに関しては特に何もして無いけど、ナット周りのホコリを掃除しました。弦張る時にナットにタミヤグリスを塗ろう。
そして一番の問題。
コレが『メンテに出していた』楽器のブリッジです。どうですか。
ホコリの具合から一度もネジ類を回した形跡なし。
回したことあったとしても、その後相当の年月いじってないホコリの積もり方してる。
おそらく多分、買ってから何年か分からないけど、タルボの年式からして15歳〜20歳くらいだろうけど、一度も調整してないと私は思う。
そしてやはり問題が発生した。
一番サビのひどい6弦側のサドルがネジが固着してて、ナメてしまって外れません
そしてサドルの高さ調整のイモネジも片方ナメて外せません。
いづれサドルはグラフテックに変えようと思っていたが、早速一番目に必要なパーツとなってしまった。
…というよりナメネジが外せないことにはサドル変えることも出来ない。
今年GANSONのブリッジが舐めた時も、ネジ外しをダメにしてしまって諦めたけど、今回はどうでしょう。明日チャレンジだな。
ココが外せなかった場合、
このタルボの目玉だと思ったウィルキンソンを失うことになるので、
違うやつ買った方が良かったと思えて来ちゃいます。
ココはひとつ、なんとか無事に治せるよう頑張ろう。