前記事のつづき。

1 ☆をイメージして立つ

2 まるでヴィパッサナー瞑想のよう 

内に向かいイマココを体現できるダンス

3 緊張と緩和の表裏一体の

バランスの上に成り立つ美

:平和のイメージ

 

その3について!

 

いつもバーレッスンの最後、片足をバーに預けたストレッチのときに

不思議と陥ってしまうある境地がありまして。

広く両手を広げプリエをした後、

バーに預けている足に

頭の上にまあるく伸ばした腕とともに

体を倒しこんでいくとき、

世界の平和に祈りを捧げ、

愛をこの両手から広げ、

世界を包み込むことができますように!

ってイメージがわいてしまうのです。

 

どういうこと?!( ´∀` )

って感じですけど。

バレエをされる方の

賛同いただけないかしら。

これって、私だけの感覚ですか?????

 

なぜ、これがこの感覚が起きるのかが、

分かった気がするのです。


はい、これが3つ目の発見。

 

 

1でも出てきたけれど、バレエの基本は

重力を感じさせない軽やかさ。

それを実現するためには高く重心を保ち、崩れない強靭な軸が土台となります。

 

バレエの強靭な軸を作るために、その体はどうやって保たれているのか。。。。

2で出てきたように、身体の隅々に意識を配って作り上げられるバランスの上に成り立ちます。

具体的にはわかりやすいところでは、方は開きしっかりとおろし、脱力、

そのすぐ下のあばらは締めてみぞおちから腹筋は力がこもり、

股関節はまた外側に開き、腿から膝にかけてはまた内側へ絞られ、

更にまたふくらはぎ、かかとからつま先にかけては外側へ開く。

 

内側に外側に交互に向かう捩じりの構造とそれ全体を上方向に向かわせるエネルギー。

私これに気が付いた時、あ!雑巾に似てる!!と思いました。

ふわふわのタオル。筒状に纏めてから雑巾のように絞ったとき、硬い芯ができるでしょ。

あれみたいじゃありませんか?

 

そしてらせん状にそうして整えられたこよりのような2本の軸が一つの身体に納まっている。

しっかりとコントロールされて、外的に頼ることなく、

しなやかに、軽やかに、強靭なプロポーションを実現するのです。

 

 

こうして、ねじりの構造で整えられた肉体の実現する

強靭さとしなやかさは、まさに、

緊張と緩和の表裏一体のバランスの上に成り立つ美

なんだと思うのです。

 

力が入ってしまったガチガチのものでなく、

芯にのみ蓄えられた力と各方向へ引き合うことでとられたバランスは

その身体が単体で一つの平和的バランスを実現しているような状態ではないのか、と。

沢山の方向へ向かうエネルギーが一つのまとまりとして包括的に美を実現する。

そのシステム。

 

そう考えると、このバランスの取れた器の元に、やさしさや祈り、愛、といった

精神が自然と降りてくることが何やら納得できるような気がしたのです。

 

そこに、平和のイメージが重なってしまったのです。

 

バレエについてちょこちょこ書いていますが、

バレエをされている皆様は、ヨガのように、

こうしたスピリチュアリズムと伴ってバレエをとらえることはありませんか?

私はバレエにはこうしてとても宇宙や心理、平和や愛、音楽などを感じることがあります。

 

はぁ!3部作、やっとかけたー。

ぱ!!!と頭に浮かんで感動した発見を書きおいておけるこの場に感謝。

 

バレエに触れることのある方のコメントなどいただけたらうれしいです。