前記事のつづき。

1 ☆をイメージして立つ

2 まるでヴィパッサナー瞑想のよう 

内に向かいイマココを体現できるダンス

3 緊張と緩和の表裏一体の

バランスの上に成り立つ美

:平和のイメージ

 

というわけで2個目。

バレエって、イマココなダンス!!

 

ヴィパッサナ瞑想ってご存じでしょうか。


瞑想と言って、即座に思い浮かぶのは

座禅を組むなどして、

静かに座って動かず、

意識を集中させて頭を空っぽにする。

頭を空っぽにする➤➤➤思考を停止させる

というカタチの方が多いと思うのですが!

 

瞑想の第一目的って

思考の停止なんですよね。

ただ、ありのままを受け止め、

そこに在る、それだけの時間を持つこと。

 

で、ヴィパッサナー瞑想というのは、

その状態を作る状況として、

動的状態で行う瞑想のスタイルで、

動作の一つ一つ体の動きなどの、

現実を細かく追い続けることで、

余計な思考をはさむ余地なく、

そして身体を深く感じることで

自分の身体を、

慈しみ大事に思うことに

つながっていく瞑想。

 

静的瞑想が苦手な人には、

実は自然とやってきたこともあった

であろうこの瞑想は

取り組みやすさを感じるものだと

思うのですが。

 

何かに夢中になっているとき、

それに集中して我を忘れる。

 

その状況を意図的に用意する、

というわけなんだけど。

 

多くのダンスにいえると思うのだけれど、

特にバレエはこの要素がとても高い

ダンスだと思うのです。

なぜなら、例えば社交ダンスなら、

その体のポジション、フリ、など、

隅々までコントロールできていないと、

あの緻密な美しい

ペアで研ぎ澄まされたダンスは

成立しない。

 

でも、バレエは初心者さんでも、

中級者さんでも、

各自自分のできる範囲で

ゆるゆるできてしまう。

自分がどれだけ意識して

身体の隅々へ目を向けて

コントロールするかは

自分次第なので、

ずー------と内に向かわずに

言われた順番で体を動かし、

上達しないでもいられる。

 

自分次第って、

自分主体で内に向かうっていうこの

決意というか意思、意識、

に基づいてるっていうところで、

スイッチを入れるのは自分でしかない

特に誰の為にもならない

ただ、自分が何をどうしたいか、

捉えて進むだけ

という、土台が、もうほんとに、

どーでもいいんよー♪という

ゆるゆるの場におかれてる感が

大人の初~中級バレエの美味しいところ、

って気がしちゃって!!!

 

ぐおー---と巻き込んでくれる状況は

皆無。

(発表会もないレッスンを受けてるので)

けど、美しい立ち姿をつくるライン

くるくる回るピルエットバランスなど、

細部をしっかり意識しないと

成し遂げられないその形を

とれるようになりたい欲だけで、

地味に続けている習い事。

 

しかもそれを成し遂げるための身体の

細部のポジションをとらえようとするとき

どうも、ものごとの普遍的理屈や

物理的バランス、

宇宙的真理に迎合する答え、を

感じることがあって、

本当に万年中級で

たいしたことない実力ながらに

バレエというものに内包される、

あるいは、

バレエを通して伝えられる

壮大なメカニズムに

うっとりとすることがあるのです。

 

プロのバレエダンサーのバーレッスンなど

見ているだけで

心洗われるように美しい理由は、

こんなことにあるのではないかなぁ

などと思った次第です。

 

と、ここまで書いて、

なんか、これ、発表する意味ある???

と思ったけど、

この捉え方にたどり着いた瞬間なんか、

わーぁ💖って

すごく喜びに溢れる自分をとらえたので、やっぱり残しておこう、

備忘録としても。