最近、発達障害、という名詞が
一般的になって、
その存在も尊重される向きがありますが、
まだまだ、まだまだ、
理解されてないなぁと思います。

発達の遅れ、というより、
特殊な脳みその使い方によって、
多数派の人と違う説明が必要だったり
物事を把握する手順が違ったり
それを、多数派の枠で捉えることで
本人もまわりも、障害と感じてしまう。
そういう事象だと理解しています。

だから、私は、発達障害という表現より
特殊発達という方がしっくりくるので
そう呼ぶことにしています。

周りにいる、私が面白いな、と思う人には
特殊発達の人が少なくないので、
理解がどんどん深まる今日この頃。

結婚してもう数ヶ月で3年になる夫も
特殊発達の人なので、
パニック症状などの
発達障害という形の中で二次的に起きた
精神的な病気にも一緒に向かい合って
それを越えてきた経験から
見えてきた世界や理解があります。

で、そうすると、
仕事として誰かとやりとりをしていて
うまくいかないことがあると、
最初は、この人はこういう特性があって、対処に困る、、、、と、
悪口にも近いような呟きを重ねて
傾向を把握してどうしたもんか、
と頭を悩ませ集積情報が溜まってきた時、
あ、この人、特殊発達かもしれない!
と思うようになりました。

そうすると、視点が変わって
脳みそ、思考回路の検索が始まります。
どんな風に伝えれば通じるのか。
どう理解すると合点が行くか、探ります。

そんな中でまた発見が。

特殊発達の人の苦手なことって、
解消出来ないわけじゃないのかも!!

無理して苦しみの上の努力の末に、
ではなくて、
アプローチが違えば、
成立することも結構ある、
そんな世界がチラチラ見えてきました。

実際、我が夫も、付き合いながら
うまくいかなかったことを越えて、
結婚して日々を紡いで至る今までに、
沢山の出来なかったことが、
できるようになっています。

まず、大切なのは自分と繋がること。
そして、人と競り合わないこと。
(他人との比較やマウンティング)

ちょっとパラドックスなんですが、
自分の世界が落ち着くと、
周りをゆったりと見回すことができる。
今までうまくいかなかったのは、
自分の思い込みの中で、
パターンに固執して
世界を理解しようとしていたから
(又は強要されたパターンとウマが合わず)
うまくいかなかったわけで、
それがふわりと払われて、
自分のスタイルで、且つ、
ゆるりと広くなった視野で
対応できるようになったりするようです。

これは、まだ、この発見に対する
ケーススタディ不足なので
これから集まってくる情報から
もっと研究を重ねて行きたいと思います。


発達障害は、才能なんだよ、とか、
発達障害の人にはこんなに凄い人が
沢山いる、とか、
そういう話もよくありますが、
じゃあ、具体的には、どうしたら
今、辛い現実を越えて
笑顔の毎日へシフトできるのか、
これは、まだまだ、
未開のワンダーランドになっています。

これを、絡まった糸をほどくように
ワンダーランドへの道案内をできるように
研究を重ねているので、
また発見があったら
シェアしたいと思います。