武蔵小杉教室のレッスンで、朗読発表会を行いました。
普段のレッスンでやっていることの、応用編になります。
ご自身で読みたい作品を選んで、持ち時間6分で読んでいただきます。
小説、随筆、評論、童話などは、一般に朗読されるものですが、今回は、スピーチやお料理のレシピなどもありました。
午前と午後を通して、32作品。
普段のレッスン時間内では個々に指導できないので、今回は作品に合った読み方をメールでアドバイスし、ご自分で読み方の研究をしていただきました。
スピーチは、ホセ・ムヒカ氏が実際にスピーチしている動画があったので、それを見て間の取り方、目線を研究していただきました。
スピーチの場合、聞き手が共感したら成功とゴールも伝えました。
スピーチを朗読した方は、スピーチの前にホセ・ムヒカ氏がどういう方であるか、写真も用意して紹介してから読み始め、見事なスピーチをされました。
レシピを読む方には、レシピに書かれているエッセイとレシピの部分をどう読み分けるかアドバイスし、聞き手が微笑んだり、食べたいと思ってもらえたら成功だとゴールを伝えました。
その方も見事に、レシピを読まれ、レシピの間にアドリブも入れ、会場から笑い声も聞かれました。
向田邦子さんの「お辞儀」「噛み癖」というエッセイでも、会場からクスクスっと笑いが漏れて、これも成功です。
岡本かの子さんの「愚かなる(?!)散文詩」を読んだ方は、岡本太郎記念館まで行って研究されたそうです。
素晴らしいですね!
そして今回は、ピアノと朗読で「くるみ割り人形」を読まれた方もいらっしゃいました。
お二人の読み分けを自分たちで考えたということでしたが、音楽の入り方がよく計算されていて、見事でした。
私の教室で練習したことがある「夢十夜 第一夜」を読まれた方もいらっしゃいました。
ブラッシュアップされて、立ちと座りの動きも加えて、しっとりと夏目漱石の幻想的な映像を浮かびだしていらっしゃいました。
評論的な文章を選ばれた方たちもいらして、黙読すると硬い文章なんですが、しっかりと内容を理解した上で読んでいらっしゃるので、文字で読むよりずっとわかり易く伝わってきました。
会場の武蔵小杉サロンホールにピアノがあることから、芥川龍之介作「ピアノ」を選んだ方もいらっしゃいました。
作品中のピアノの音を生で入れて読まれたのも印象的でした。
そしてご夫婦で教室に参加されていらっしゃる方には、私からのリクエストで、岡本かの子作「餅」をお二人で読み分けて読んでいただきました。
ご年配の夫婦の味が滲み出て、くすりと笑いも漏れて、味わいのある楽しい朗読となりました。
全員が作品選びからしっかりと行い、私のアドバイスポイントを元に、ご自分で読みこなし、発表の仕方を考えてくださいました。
皆様がこの会を楽しみ、朗読を通じて自分自身のやる気や自信に繋がっていけたらとても嬉しいです。
今日は、ご退室された方もご来場されて、再会の喜びもありました。
本ブログを見てご来場くださり、教室に入りたいという方もいらっしゃいました。
また、私のもとには、お教室の皆様から、「楽しかった!」「他のクラスの方の朗読が聴けてよかった」「多様な作品があり、勉強になった」など、嬉しい声が寄せられています。
朗読を通して、楽しく学べる場所を作りたいという私の夢が叶ったと思えた一日でした。
皆様のこの笑顔が絶えぬよう、私自身も精進して、楽しい朗読レッスンを続けられるよう努めてまいります。
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