秋の夜長。


久しぶりに針を持って刺繍をしたり、読書をしたり。


今読んでいるのはこちら。





泉鏡花の「婦系図」は読み終わりました。

正直、昔の言葉がわからなくて、英語の長文読解のように、大まかな内容はわかるのだけど、細かい描写はどこまで理解できたかどうか…アセアセアセアセ

映画や舞台になっただけあって、ストーリーはものすごく面白いです。

ネタバレになるのでここには書きませんが、最後のどんでん返しが、ドラマチック!ゾクゾクします。

泉鏡花は尾崎紅葉の門下。
紅葉の「金色夜叉」とこの作品は、テーマが似ています。

「お宮と貫一」「お蔦と主税」
家柄やお金のために、別れた二人の男女。

いつの時代も心が動かされるテーマです。

そしてもう一つは、二葉亭四迷の「浮雲」。

こちらは現在進行系で読んでいます。

二葉亭四迷の名前は、
「くたばってしまえ」からきたと、中学校の授業で聞いたことがありますが、これに関しては諸説あるようですね。

文学史に出てくる明治時代の作品を読むのは、慣れていないと理解するのに時間はかかりますが、日本語と向き合ういい機会です。

特に、当て字の漢字は興味深いです。
初めて出会う言葉でも、漢字から意味が推測できるのが、面白いですねニコニコ

改めて、言葉は日々進化しているのだなと感じます。