昨日の吉夢サロン(私が運営に関わっている高齢者サロン)で、

実際に広島で被爆された御本人による、絵本を使ったおはなし会を開きました。



「ピカドンがおちて」




被爆したのは、Kさんが3歳のとき。


お母様から聞いた話を、一冊の絵本にまとめたものです。


絵本のお話を軸に、Kさんが当時の話をしてくださいました。


広島駅から、海が見えた。

それほど、広範囲に渡り、建物という建物が押しつぶされ、真っ黒になった戦争の惨状が広がっていたということです。


そして当時、広島では小児麻痺(ポリオ)が流行っていたそうです。

戦争に行く人を見送る駅などで、感染が広がったそうです。


自らのポリオと被爆の体験を語るとき、恨みや憎しみを表す言葉は、一切ありません。


ただ、お母様から聞いたこと、お母様かとの最後の会話など、事実をお話しくださいます。


お話なさるKさんは、普段から優しい笑顔で、とても穏やかな方です。


「波乱万丈の人生よ」と微笑むKさんには、まだまだ語ってもらいたい、聞きたいことがたくさんあると思いました。


戦争はトラウマであり、思い出すことだけで苦しくなるという方たちがいらっしゃいます。


ウクライナのニュースは、当時を思い出して聞くことができないという方もいらっしゃいます。


一方、戦争の悲惨さを伝えることで、(戦争について)考えてほしいと問題を提議してくださる方もいらっしゃいます。


Kさんに、お聞きしました。

「Kさんのおはなしを、もっと多くの方に聞いていただきたいと思いました。

今日のお話、ブログに書いてもいいですか」


「いいですよ」と柔らかい笑顔でご快諾いただきました。


戦争を体験した人から直接聞くと、生の声として心に響くものがあります。


戦争については子どもたちにも、是非聞いていただきたいと思いました。


そして、ポリオと被爆の体験から、なにを学び、どうやって強く、優しく生きられるようになったのか…

私も聞いてみたいし、

子どもたちににも、聞いてもらいたいと思いました。