帝国劇場で上演中の
「松本白鸚 in Man of La Mancha」
 
 
初演から50年。
 
私はこのミュージカルを初めて見ました。
 
「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスと劇の主人公ドン・キホーテの人生を織り交ぜて、一つのステージで展開するストーリー。
 
自分の信念に忠実であろうとすれば、それは時に苦痛の道に進んでいくことがある。
 
その生き方を、すばらしい生き方と見るのか、愚か者と見るのか。
 
とても、難しく、考えさせられる内容でした。
 
 
松本白鸚さんは、50年間この舞台でセルバンテスとドン・キホーテを演じていらっしゃいます。
 
若いセルバンテスから老年のセルバンテスへ。
 
77歳という御年齢を感じさせない、声のハリ。
響きある歌声。
 
お若い時の舞台を見ていないのが残念ですが、年老いたセルバンテスは深みがあり、人生の哲学を語るにふさわしい思いがしました。
 
「命の続く限り、役者人生を生きていきたい」とおっしゃっている松本さん。
 
是非、米寿、白寿まで舞台で歌声を聴かせてくださいルンルン