昨日は、下北沢のしもきた空間リバティで開催された朗読の会「ことばことばことば」に行ってきました。



この朗読会は、元フジテレビアナウンサーの野間脩平さん、筒井櫻子さん、吉崎典子さん、阿部知代さん、そして朗読家の斉藤由織さんが毎年行っているものです。

今回の作品は、奥山景布子さん作「星の子、鉄幹」と山本周五郎さん作「紅梅月毛」です。

一人の男性与謝野鉄幹をめぐる女性4人が織りなすドラマを、斎藤さん、筒井さん、吉崎さん、阿部さん4人が、心の機微を繊細に、ときに凄まじく、ときに優しく描いていきます。

鉄幹役の方はいないのですが、4人の語りから、鉄幹の実像が浮かび上がっていきます。
 
朗読でありながら、役者が演じるドラマを見たかのような満足感。
聴いた人の頭の中に湧き上がる想像(イメージ)の世界。
本当に素晴らしかったです。

そして野間さんの「紅梅月毛」は一人語りでしたが、「これぞ朗読!」という深みのある語りの世界。
人間と馬の絆を描いた心温まる作品でした。

そして会場には、元フジテレビアナウンサーの方達も多くいらしていて、同窓会のように盛り上がってしまいました。

私の同期、吉崎典子さん、三竹映子さんと3人が顔を合わせたのは本当に、久しぶりのこと。

素晴らしい朗読と、アナウンサー仲間との束の間の幸せなひととき。
早くも、来年の公演が待ち遠しいです😊