2011年、東日本大震災のため卒業式が行われなかった卒業生のために、本日「卒業の集い」が行われました。
 
大学と同窓会の共催で行われた本日の式典には、
大勢の卒業生が集まりました。
 
本来卒業式で着るはずだった黒いキャップとガウンを身にまとった卒業生は、7年7か月ぶりに母校の聖堂で行われた式典に出席したあと、
学生食堂で先生方と和やかに歓談されていました。
 
私は、その式典で司会を務めさせていただきました。
 
母校の聖堂の神聖な空気の中に響く、グリークラブの合唱。
 
キャップとガウン姿の卒業生が入場された時には、とても感動しました。
 
そして、当時の学長のお言葉と現在の学長の祈りの言葉。
 
当時の学長 寺中平治名誉教授からは、
本当の意味のグローバルについて、「和」の意味についてお話しいただきました。
 
現在の岡崎淑子学長からは、大学4年間と卒業してからの8年間、助けてくれた方、支えてくれた方々に感謝するとともに、東日本大震災でお亡くなりになられた方、今もなお苦しんでいいらっしゃる方々のために、お祈りが捧げられました。
 
宮代会会長からは、今日という日が迎えられたことの感謝、大学への感謝のお言葉。
 
そして、卒業生からは「聖心パワー」という言葉がありました。
聖心パワーとは、聖心生が聖心生を引き寄せる力。
社会に出て、聖心生であることから、沢山の人との繋がりができ、
それが大きな力になっていくことを実感しているとのこと。
 
その話を聞いて、私も深く共感いたしました。
 
そして、私は今、「聖心パワー」を宮代会という聖心女子大学の同窓会で更に大きな力として感じています。
 
大学を卒業して、30年も遠ざかっていた母校ですが、3年前に友人に誘われて同窓会のお手伝いをさせて頂くことになり、あらためてそこで先輩や後輩との和が広がり、聖心スピリットを実感しています。
 
聖堂から正門まで歩きながら、心の中がほっこりあたたかくなるのを感じました。
 
※この写真は正門ではありません。