1月23日付の朝日新聞「天声人語」に
「〈雪やこんこん〉と歌うではないか」
と書かれていた。

あれ?〈雪やこんこ〉じゃなかったっけ?

昔、童謡を習ったときに、間違いやすい歌詞というのを教わった。

1つは、「ふるさと」の「うさぎおいし」

「美味しい」ではなく、「追いし

2つめに、「夕焼け小焼け」の「おわれてみたのは」

「追われて」ではなく「負われて

3つめに、「どんぐりころころ」の「どんぐりころころ」に続く歌詞

「どんぐりこ」ではなく「どんぶりこ

4つめに「アルプス一万尺」

「子ヤギの上」ではなく「小槍の上

そして、「雪」の歌詞。

「雪やこんこん」ではなく「雪やこんこ

天声人語が間違えるはずはないと思い、調べてみた。

やはり、一般的には私の記憶どおり「こんこ」

ただし、この歌は作者不詳なので、正解はわからない。

天声人語には「こんこん」について国語学者の意見が書かれているが、「こんこ」という言葉には触れていない。

検索したら、歌詞はふた通りあったという説もみつかった。

どうでもいいようで、気になることば。

天声人語の一言から、また言葉の森に入っていく。