視聴率がよかったと話題になっている「べっぴんさん」。

私も半年間、毎日楽しみに見ていました。

 

「刺繍」・「手作り」・「手芸仲間で起業」・・・

そんなキーワードが気になって見ていたのですが、

「子育て」「家庭」がテーマであったような気がします。

 

子育てしながら、どのように仕事を両立していくか。

 

印象に残っているのは

 

・育てにくい子供はみんなで育てよう

 

・すみれのセリフ「「成功」ってなんだろう・・・」

 

・さくらのセリフ「おかあさんは、自分のすきなことをやっているだけ」

 

このシーンはかつて私も母に言われたことがあるだけに、胸に刺さりました。だって、そのとおりなんだもの。

「自己実現」と「母親としての自分」の葛藤ですね。

 

正直、このドラマは夢物語でした。

子どもの世話は住込みのお手伝いさんに任せきりで、

生地を手に入れる資本金や貸してくれる場所が元からあって、

趣味の手芸で起業して、

学生時代のなかよし仲間と和気あいあいに仕事して、

夫はみな協力してくれて、

家出した娘は姉夫婦が預かってくれて、

そんな娘を東京の大学に行かせアメリカに留学させて、

子どもたちは結婚して跡継ぎになり、

孫も生まれて、

最後は夫婦仲良く暮らしましたとさ

めでたしめでたし照れ

 

どこまで実話かわかりませんが、ディズニーのハッピーエンドの物語を見ているようでした。

つまり、夢を見させてくれるドラマだったということですねニコニコ

 

そしてディズニーなら悪役が登場するのですが、このドラマの登場人物はみないい人たちばかり!!

だから、全体的にほっとできる番組でした。

 

女性たちの生き方をよくとらえていて、

子育てをしながら働くことを選んだ すみれの生き方と

キャリアをもっていても専業主婦をえらんだ ゆりの生き方を

対照的に描きながら

女性たちが、自分の道を自由に選び、

その生活に幸せを感じていたことが伝わってきます。

職業婦人も専業主婦もそれぞれが輝いて描かれていたところが、女性たちの共感を得たところではないでしょうか。

 

それにしても、主人公のすみれは、考え込むタイプ。

すぐに言葉が出ずに「なんかな~」が口癖。

あれは、周りの人たちもイライラしたでしょうね(笑)

さくらが突っ込む場面もありましたが、

最後まで、「手芸クラブ」のようでしたねウインク

 

でも、そんな場面から、「こんな感じでも起業できるんだ~」と起業のヒントを得た方も多いのでは?

主婦の起業ブームの今、「べっぴんさん」が夢をもたせてくれたことはまちがいありませんキラキラ

 

さて、最後のすみれの年齢がどのくらいなのか、気になって仕方がなかったのは私だけでしょうか。

背中が曲がって動きが緩いけれど、計算すれば50代なのでは?

私と同じくらいのはずだけど、昭和の50代はこんな感じなのかな・・・

なんてどうでもいいことを考えていましたニヤリ

 

「べっぴんさん」は初めての試みでスピンオフドラマを放送するそうですね!

 

今からとても楽しみです!