日本橋高島屋で行われている戸塚刺繍展に行ってきました。
7年間先生について習っていた戸塚刺繍。
技法が素晴らしく、刺繍とは思えないほどの精巧な作品。
たとえば、レース編みだと思えるような透かし模様のハーダンガー刺繍。
まるで絵画のようなフランス刺繍。
初心者でも刺しやすい地刺しなどなど。
そして、刺繍の技法だけではなく、その素晴らしさは色彩と糸の使い方にあります。
今回、私が印象に残った作品は、庭園をモチーフにしたもの。
日本の庭園が、それはそれは美しく描き出されています。
そして、青いクジャクの作品も素敵でした。
羽の一枚一枚が、微妙に異なる青い糸が重ねて刺繍されていて、
刺し方もすべて異なる技法で立体感があり、美しく見事な作品でした。
ハーダンガーにも好きな作品がありました。
パープルのぼかし糸を使ったもので、80㎝×80㎝くらいの大きな作品。
刺しゅうをしている方にしかわからないと思いますが、
ぼかし糸は、刺し方によってどの色がどのように出るかわかりにくく、
自分の思ったような色遣いにするのがとても難しいのです。
それが、見事にきれいな色遣いになっていて、素晴らしかった!!
第40回 戸塚刺しゅう展は25日まで、日本橋高島屋8階ホールで開催されています。
是非、ご覧になってみてください