私が何気なく平穏な日々を過ごしていた頃から、現在闘病中の肝硬変という病気に診断され、現在に至るまでを実際の体験をもとに記事にしました。肝硬変の恐ろしさを少しでも多くの方に知っていただければと思います。


過去記事にある通り、私は小学生から大学生の間柔道を続けてきました。

毎日の稽古、筋力強化等のトレーニングも日々行なってきました。お酒や煙草の匂いが苦手で全く飲めなく、喫煙も一度もありません。


その影響もあり骨格もしっかりしていて体重も学生時から115kg程ある大柄な体格でした。


スポーツを辞めてからは勉強、仕事に打ち込んできました。


ひとつここで私の反省すべき点があります。

それはスポーツをやめた後も食べる量があまり減らなかったことです。そのため運動してきた頃より体重が増加してしまいました。


学校や会社では毎年健康診断があります。


これは学生時代、働きだしてからも欠かさず受けてきました。


健康診断の結果は体重が重く肥満とは記載されていましたがメタボリックシンドロームに該当した事もなく、血液検査やレントゲン、尿検査では特に指摘はありませんでした。


自覚症状もありません。


そのような感じで28歳まで働いてきました。


29歳の時。(2018年)

健康診断で初めて再検査の指摘を受けます。


異常があった項目は血小板数の低下。

88000くらいです。


再検査が必要とのことで最寄りのクリニックを受診し検査項目を増やした上で再度血液検査を受けます。


ここでも同様に血小板数の低下がみられましたが、年齢も若いし現在何も気になる症状がないなら特に気にすることなく経過観察で大丈夫とのことでした。


同年10月に結婚し11月には結婚式も挙げました。

これから様々なライフイベントがあり、妻とも色んな未来を描いていました。


その翌年6月。

30歳時の健康診断で急に人生が一転するきっかけがあります。


自覚症状はありません。


この時の健康診断での判定は要精密検査。

引っかかった項目は血小板数。

数値は50000。

去年のよりも大きく下がっている。


すぐにクリニックを受診。


そこでの血液検査の結果、血液の病気の疑いがあるとのこと。


大学病院宛に紹介状を書くので診てもらってくださいとのことでした。


すぐに紹介して頂いた大学病院へ予約を入れ受診しました。


最初に診てもらったのは血液内科でした。

血液検査から骨髄検査まで全てやりましたが異常なし。


次に診てもらったのが消化器内科でした。


造影CTを受けるように言われ、その後診察へ。


そこで告知されたのが


非代償性肝硬変


そして


胃食道静脈瘤


発見された時には既に治療困難。


肝硬変のグレードで最も末期であるチャイルドピュー分類C。


すぐ入院して様々な検査を受けるよう言われます。


胃カメラ、大腸カメラ、エコー、肝生検、CT、MRI、血管造影全てです。


最初に胃カメラで発見されたのが今にも破裂寸前の胃静脈瘤。食道はまだ破裂の危険性は少ないとのこと。


肝硬変は合併症での死亡率も高く先生はなによりこれの破裂を防ぐ事が今は第一と判断。


B -RTO(バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術)でなんとか命を繋ぎました。


この頃から、全身倦怠感、易疲労性を感じるようになってきました。


その後肝生検で肝硬変の原因追求を行おうとするも問題発生。


血小板数が29000まで低下し出血が危険なためできないと。


同時に白血球数も2000以下まで減少。


放置はできないと告げられる。


この原因は肝硬変による脾腫。


防ぐには脾臓を摘出するしかないとのこと。


命に関わることなので予約を入れ開腹で脾摘術をして頂きました。術中に同時に肝生検も行いました。


しかしこれは肝硬変の根治治療とはなりません。


目的は血小板数と白血球数の減少を止めるため、肝臓への血流量を増やし肝機能改善と静脈瘤への血流量減少のためです。


脾摘後、白血球は正常値に戻り、血小板数も100000くらいまで増えました。


しかし肝機能が良くなるわけではありませんでした。


この頃から腹部膨満感、食欲不振、悪心、日々の微熱を感じるようになります。


他覚所見としては黄疸、腹水、浮腫等もみられるようになってきます。


肝硬変の原因は様々で、B型ウイルス、C型ウイルス、アルコール性、鉄代謝異常(ヘモクロマトーシス)、銅代謝異常(ウィルソン病)、非アルコール性(脂肪肝)、自己免疫性、薬物性と多々ありますが1〜2割は原因不明。


肝生検の結果、私の場合は肝臓に鉄と銅と脂肪の蓄積があるとのこと。しかしどれも肝硬変に至るような積量ではないとのこと。


非アルコール性かなとも思いましたが、年齢や蓄積量から考えても脂肪沈着だけで30歳までの間にここまでの肝硬変にはならないと言われ、原因不詳となりました。


この肝硬変を治すには現在の医療では将来的に肝移植しかないと言われ、それからは自宅療養を行いつつ、障害者雇用としてできる範囲で働かせて頂き過ごしました。


肝硬変の自覚症状も徐々に悪化していき、診断されてから3年経過した今、日常生活に極度の支障をきたすまでになりました。


ほぼ毎日倦怠感、浮腫、筋痙攣、悪心、微熱があります。


私にとって元気に仕事に打ち込めていた日々や趣味の旅行を楽しんだりしていた頃は昔の話ではなく、つい最近の出来事のように思います。


その日は急にやってきて、そして人生までも一転させてしまうところが肝硬変という病気の恐ろしいところかと思います。


痛みや苦しみは身体だけではありません。


心にも深く傷を負い、自身に関わる周りの人にも負担をかけます。


なってしまば現在は移植以外治りません。


いつ肝癌ができるかもわかりません。


静脈瘤の破裂にもビクビクしながら生きることになります。


原因が多くある肝硬変はいつ誰に起こるかわかりません。


いきなり吐血してはじめて肝硬変だったとわかる方もいます。


いつもいつも


肝硬変 症状 黄疸 腹水 余命 治し方 治る治った ブログ アルブミン ビリルビン アンモニア 肝性脳症 肝癌 肝炎 食堂静脈瘤 再生医療


こんな感じで怖くて検索ばかりするようになり常に死を意識してしまうようになります。


食生活を見直し肝臓を労ることで〜年生存率とかを延ばすことは事はできると思います。


できるのですが、治すことはまた別です。


治らなければ延命することはできても非代償性肝硬変までなっていると毎日のように辛い症状が続きます。


毎月の血液検査結果はそのまま症状として現れます。ビリルビン値が上がり黄疸が酷くなると白目も完全に黄色く染まり顔はどす黒くなり人と顔を合わせるのも億劫になります。会う人みんなに顔色悪いんじゃないかと言われます。


おせっかいでしかありませんが、家族はもちろん、この記事を読みにきてくれた方が、自分のように症状が出ていた時にはもう肝硬変だったということのないよう祈るばかりです😌


過去記事の「私の病気について①〜⑩」にはより詳しくその時その時の身体状況や気持ちの変化について書いています。



記事にあるのは全て自分の体験でしかなく、肝硬変の経過も人それぞれ違うかと思いますので、こんな経過を辿った人もいるんだなくらいに思っていただければと思います。


読みにくい文章ではありますが最後まで読んでくださりありがとうございました😊



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