新しい総理大臣に、野田佳彦氏が決まった。
菅内閣の欠点は、組織を動かす能力に欠けていたことだ。消費税、税と社会保障、TPP、そして、この震災に対しての対応や、脱原発宣言。唐突に打ち出される数々に、国会も国民も翻弄された。ある面で、言っていることは正しい政策だったと思うが、残念ながらガバナンスが足りなかったことは事実と思う。
とはいえ国会も、菅内閣に対しての批判に明け暮れて、本来しなければならない政策論議が出来なかったことは残念だった。批判だらけ、問題は山積、国会はねじれているなかでの国政運営は大変だったことだろう。今はお疲れ様と申し上げたい。
私たち日本人は、ともすると“流される”傾向がある。なにか？で「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも・・・」とあるが、「全て菅さんが悪いのだ。」と決め付けたことには、それを煽ったマスコミも含めて反省しなければならないと思う。
野田内閣のもとで、今度こそ政治家みんなが、原発事故の収束、震災復興、日本の再生に向けて、本質の議論をしない限り、また『反小沢・親小沢』などと無駄足を踏んでいる限り、日本はダメな国家になってしまうだろう。
国会は、国民の生活に対して責任がある。この国の再生のために、「反対のための反対」ではなく、党利党略を超え、良いものは良いと認めて、前進してもらいたいと思う。
これ以上「国民不在の政治」とは言われたくない。国民の信頼を得られる国会を目指して、私も非力ながら努力したい。
新旧総理の新任・退任挨拶
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『山の彼方の空遠く・・・ドジョウが出てきてこんにちは』お粗末。