8/18朝、秋田県市議会議長会が主催する県選出国会議員との意見交換会に参加しました。


 10項目の要望書が提出され、それに対して県選出国会議員がそれぞれ意見を申し述べる形で会が進められました。国の財政がよりいっそう厳しくなって行くなかで、地方行政のあり方を、従来の国依存・陳情中心の考え方から見直していかなければならないという趣旨でお話をしました。キーワードは「選択と集中」です。各要望事項に対する意見をかいつまんで申し上げると以下のとおりです。


高速道路 =ネットワーク化は必要。しかし国に対する要望にのみ依存していては物事は進まない。地方が自ら費用を一部負担する意思を明確にして国と対峙すべき。

港湾整備 =現在、日本海拠点港として秋田港・能代港の双方を申請している。確かにいずれも重要だが、果たして“どちらを・どのように”重視するのか。機能特化・機能分担も含めて絞り込んでいくべき。

農業振興 =TPPはもはや国際社会の趨勢であり避けては通れない。10年先のことを見据えて、産地作りや、消費者・産業界との連携等を進めていくべき。

ダム整備 =全国的に脱ダムの流れ等が進む中で、なぜダムが必要なのか、その必要性を明確に主張していくべき。

医師確保 =秋田にとっては秋田大学医学部の強化が必要。さらに、地域医療のあり方については、各地域圏の医療連携も含めて、市町村の枠組みを超えた形での取り組みを行うべき。

松林保全 =風の松原は自分自身も何度も訪れているところ。松くい虫対策も含めてしっかり保全に勤めてもらいたい。


 なお、出席者のお話では、甲子園での能代商の快進撃がたびたび取り上げられました。息子の学曰く、「今年、能代商が秋田県代表校の初戦13連敗をストップし、16強に進出できたのは、親父が知事を辞めて呪いがとけたからだ」との挨拶。それはともかくとしても、震災以降暗い話題が続いてきたなかで、久しぶりに胸のすくニュースでした。



参議院議員 寺田典城 オフィシャルブログ Powered by Ameba-110818 市議会議長会2 参議院議員 寺田典城 オフィシャルブログ Powered by Ameba-110818 市議会議長会1