こんにちは。寺島幸優です。
一人泣き。
独り泣き。のほうがしっくりくるかな。
「泣いてしまうんです。
独りになると毎晩。ここ数か月。」
「泣くのが苦しいから、もう泣くのを止めたいんです。」
もっと前向きに、以前のように明るい自分を取り戻せますか?」
女性からの相談でした。
答えはYes!
もちろん取り戻せますよ。
以前のように明るい自分を。
『あなたは、どんなふうにして自分を苦しくしていますか?』
「泣くと辛くなるから、涙が出るけどこれ以上はやめようと泣きながら思っています。」
『そうですよね。やめようと思うほど、苦しくなっていますよね。』
「はい。確かに、そうです。泣いたらもっと苦しくなりそうな気がしています。」
『もしかして、泣いても泣けた感じとか、気持ちが出せた感じがしていないことはありませんか?』
「う~ん。泣きやんだら少しは軽くなっていますよ。確かに独りになるといつも悲しくなりますが・・・。」
『じゃぁ、「3分だけ辛くなるかもしれないけど泣いていい」って特別に許してあげてみてください。』
(クライアントさんに、いつもの様子を振り返ってもらうと、涙がぽろぽろとこぼれだします)
~~~中略~~~
『今、どんな感じですか?』
「自分で悲しくていいって思ったら、凄く悲しい気持ちになったけど、素直に泣けた気がします。いつもより泣けてスッキリしました。」
ちょっと不思議そうにしながらも、鼻とまぶたがほんのり紅潮して、表情が柔らかくなっていました。
『悲しいときは、悲しくていいんですよ。我慢しようとするから苦しくなっていましたね。』
「はい。これ以上、辛くなるのが怖かったんですけど、泣けて良かったです。不思議!(笑顔)」
『じゃぁ、今日はこれで終わっていいですか?』
「はい!」
なんだか、カウンセリング前よりも表情が明るくて背筋が伸びた印象をうけました。
悲しいときは、
『悲しくていいよ。悲しいのは当たり前だよね。』
胸に手を当てて、今だけは悲しくてもいいと教えてあげるもの1つの解決方法かもしれませんね。
■「悲しさ(悲しい)」という感情と感情の抑圧
■今回のケースの背景
については次回お伝えします。
ではまた。
心理カウンセラー/セラピスト 寺島幸優
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