《自己重要感》に関するリミッティング・ビリーフ
【リミッティング・ビリーフ】
●重要な存在であってはいけない(何かができる自分には価値があるが、ありのままの自分には価値がない)
【主訴】
・自分に自信がない
・劣等感が強い
・ちょっとしたことでも、すぐに「私はダメ」と落ち込んでしまう
・やる前から「自分はできない」と思ってしまう
・上司やリーダーなどの責任ある立場を任されると緊張し、本来の力を発揮できない
・人前で緊張する
・失敗を過剰に恐れる
・人からの評価、人からどう思われるかが気になる
・人の意見に流される。言いたいことが言えない
・言い訳が多い
・プライドが異常に高い
・自分のすごさをアピールする
・自分を他人と比較して、過剰に勝ち負けにこだわる
・人からの批判、叱責に対して過剰反応する(不機嫌になる、落ち込む、攻撃で返す)
・「ありがとう」「ごめんなさい」が言えない
・人からほめられても素直に受け取れない
・自分のことが好きになれない
・自分のためにお金を使えない
【刷り込みの場面】
・「お前はダメだ」「お前にそんな難しいことができるわけがない」等と言われ、親から否定ばかりされていた
・いつも怒られてばかりいた
・何かができたときだけほめてもらえた
・自分以外の他の兄弟、姉妹だけが可愛いがられた
・いつも上から抑え付けられていて、自己主張を許されなかった。親が自分の話しを聞いてくれなかった
・親から「もっと人のことを考えろ」と言われてばかりいた
【リミッティング・ビリーフ】
●欲しがってはいけない
【主訴】
・人を優先して考える。自分は二の次。「家族のため」「親のため」と考えていることが多い
・人に頼みごとができない。罪悪感を感じる
・自分が欲しいものを「欲しい」と言えない
・「どうしたいの?」と聞かれても答えられない。「何でもいい」と答えてしまう
・自分の欲求を明確にしない
・自分のお金なのに自分のための物を買えない
・自分の欲しい物を選べない
・自分の欲しいものがわからない
・自分の欲求を素直に出している人を見るとイライラする
【刷り込みの場面】
・「あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」と言われて、いつもがまんをさせられた
・親のため、家庭の事情のために、欲しいものをがまんしなくてはならなかった
・両親から「欲しい、欲しいといってはいけない」「がまんするのは良いことだ」と言い聞かされた
・両親が自分の欲求を口に出せない人だった
【リミッティング・ビリーフ】
●成し遂げてはいけない
【主訴】
・成功の一歩手前でいつも失敗し、最後までやり遂げられない
・成功の一歩手前で人に手柄を譲ってしまう
・「成功してはいけない」と感じる(なぜなら、「成功すると嫌われる、妬まれる、人が離れていく」)
・何かを達成しても、そのことを人に言えない(なぜなら、「成功すると嫌われる、妬まれる、人が離れていく」)
・なぜか、途中で止めてしまう。途中で止めたくなる
・すぐに「自分はできない」と思ってしまう
・成し遂げると(失敗しないと)、寂しくなる。悲しくなる(なぜなら、「振り向いてもらえない」)
・飽きっぽい
【刷り込みの場面】
・完全主義の親から「お前は何一つできない奴だ」と言われて育った
・失敗ばかりを取り上げて非難された
・成功して目立ったらイジメにあった
・成し遂げたときに、親が悲しんだ。親が寂しそうにした(「親の役割を取ってはいけない」と感じた)
・失敗したときだけ、親が自分の方を振り向いてくれた
・成し遂げたときに、親(親友)が離れていった。遊んでくれなくなった
・親に勝負事で勝ったら、親に嫌われた。親の機嫌が悪くなった
・親から「成功すると人に妬まれるからいけない」等と言い聞かされた
【リミッティング・ビリーフ】
●成功を感じてはいけない
【主訴】
・何をやっても、どれだけやっても達成感がない。「まだ、まだ」と感じる
・今、自分ができている事に気が付いていない
・次々にやるべき事が出てくる
・つねに「やるべきこと」をたくさん抱えている
・やりすぎて失敗する(身体を壊して身も蓋もない)
・次々やろうとして、転職を繰り返す。事業を拡大しすぎる(「まだ、まだ」「もっと、もっと」)
・過剰にがんばり屋さん
・ワーカーホリック(仕事中毒)
【刷り込みの場面】
・子どもの頃、常に「まだ、まだ」「もっと、もっと」「そんなんじゃダメだ」等と言われ育ち、成功体験や達成感を味わった経験がない
・親からほめてもらったことがない
・親から期待されずに育った
※【刷り込みの場面】は参考です。
幼少の頃に、その場面や出来事をどうとらえるかには個人差があります。