どれだけプロが判断しても間違いはあるんです。
「雄ライオン」として札幌市円山動物園に移ったものの、
遺伝子検査で「雌」と判明した人気ライオン「クレイ」(2歳)が、故郷の愛媛県立とべ動物園(砥部町)に帰ってきた。
28日には地元ファンに久々にお披露目される予定で、園は「これからは『クレイちゃん』として可愛がってほしい」と呼び掛けている。
クレイは同園で人工哺育され、群れに戻すことが困難だったことなどから、2023年10月に円山動物園に移った。雄雌の体の違いなどを学んでもらうために展示されていたが、1歳6カ月を過ぎても雄の特徴である「たてがみ」が成長せず、尿の出方も雄らしくなかったことから、血液による遺伝子検査を実施したところ「雌」と判明した。同園は既に雌ライオンを飼育しており、雄雌を飼育する方針だったことから、クレイはとべ動物園に戻ることになった。