マンガ1巻感想「アマチュアビジランテ」

すごいマンガというのは、たとえ1巻で終わったとしても、満足できるものだ。
このマンガも1巻のラスト。別れのシーンが素晴らしい。
映画ならここで終わってもいいくらい。
ファーストシーンのセリフ
「俺は1週間後この国を救う英雄となる」
このフリがしっかり効いている。
主人公は、低学歴、低収入、低級国民、俗に言う底辺。
そんな人生を逆転させるため、総理大臣を暗殺し、この国を救うことにした。
ただの痛いだけの主人公、尾城慎太郎。
とても感情移入できるような立派な主人公ではない。
さらに隣人の子供ヨツバに準備してるところを見られてあわてるという情けなさ。
このままヨツバとのヒューマンコメディになっていくのかと思ったら急展開。
ヤクザにさらわれたヨツバを助けるために、ヤクザを殺してしまう。
ここから慎太郎はどんどんヒーローになっていく。
映画タクシードライバーを思い出す。
慎太郎は1週間後、本当に英雄になる。
この国を救うことは腐った政治家を殺すことではなく、1人の少女を助けることで実現できるのだ。
あまりにも1巻の完成度が高く、2巻以降を読むのが不安になる。
これから1巻以上の展開があるか。
でも早く読みたい。
すでに買ってある・・・。