マンガ1巻感想「軍靴のバルツァー」


 主人公は、ベルント・バルツァー少佐。

 ヴァイセン王国のエリート軍人。

 任務でバーゼルラント邦国士官学校の軍人顧問になるところから物語が始まる。


 時代は19世紀、舞台はおそらくドイツ、主人公をはじめ、登場人物は、ドイツ人風で名前が覚えにくい。
騎兵科、砲兵科、歩兵科、それぞれから中心メンバーになりそうな生徒が紹介されている。

 今後は、バルツァー先生を慕って、弟子入りするのだろう。

 学園ものの変形版だ。


 ヴァイセン王国は、バルツァーの派遣を足がかりに、バーゼルラントを併合しようと狙っている。

 バーゼルラントの第二王子は、危機意識を持って、軍事力をつけようとしている。


 舞台は整った。

ヴァイセンとバーゼルラントは戦争となり、バルツァーは祖国を裏切り、第二王子の元で、生徒たちとヴァイセンと戦う未来なのだろう。


 ☆☆
「できれば2巻読みたい」


 著者:中島三千恒

 出版:新潮社

 発行:2011年7月15日第1刷

 題名:軍靴のバルツァー