マンガ1巻感想「これ描いて死ね」


 主人公の安海相は、伊豆王島に住む女子高生で、マンガ好き。

 題名からすると、いずれ東京に出て、漫画家としてデビューする出世物語のはず。


 第1話の扉絵から、担任の先生は、ただ者ではない感じだったが、正体は安海相が憧れる幻の漫画家☆野0だった。

 安海の師匠になるであろう。


 さらに友人赤福、途中で仲間になる藤森と漫画同好会を作った。

 第1話の扉絵にはもう一人いる。

 コミティアで会った天才漫画家ストーンドラゴンと思われる。

 東京に行ってからのライバルかと思いきや、1巻のラストで、安海の高校に転校してきた。(本名は石龍)


 1巻は、メンバー紹介みたいになっていて、安海が原作、藤森が作画の、「バクマン。」みたいなパターンになりそう。

 赤福は「映像研には手を出すな」の金森の立ち位置か。

 

最初から最後までほぼ女性しか出てこない。

 「映像研には手を出すな」といい、この作品といい、男がいたらだめなのか?

 しかも「このマンガがすごい」の男編。

もう「このマンガがすごい」を男女編に分けるの意味ないのでは?


 1巻の最大のハイライトは、藤森が仲間になるところ。

 友達じゃなくて仲間になるのがいいし、ポコ太とニャン太が伏線になってるのもいい。

 2巻は、石龍との関係がメインになっていくと思われる。


 ☆☆☆

 「絶対に2巻を買って読む」


 著者:とよ田みのる

 出版:小学館

 発行:2022年5月17日第1刷 

題名:これ描いて死ね