いつも、お読みいただきありがとうございます。

 

今回、珍しいケースにぶつかりましたので、報告します。

 

当薬局では、透析以前の腎機能の低下をしたかたに漢方薬をお作りしています。

 

腎機能の指標であるクレアチン値(~1.1)が上がらない事を目標にしていますが、かなりの

 

高率で、維持することが出来ています。

 

この漢方薬は、黄耆(おうぎ)を主構成生薬にしていますが、これが、時々湿疹などの皮膚に

 

異常をきたします。

 

 

今回、3年以上、腎機能低下で、服薬していただいている60歳の男性が、夏の終わりから、

 

蕁麻疹がでるようになった。黄耆(綿)での皮疹の出現は10%でる(高尾病院)とのことなので

 

すぐ、普黄耆(しんおうぎ)に変えてたところ、すぐ、皮疹は治まった。

 

普黄耆で、皮疹のでた経験はまだありません。

 

糖尿や痛風で、新薬も併用しているので、漢方薬だけでの副作用といいがたいが、常に漢方

 

薬といえども、副作用がある事を心掛けて必要があります。

 

御注意あれ。