教育で世界を平和に
ワクワクを仕事に
答えは1つじゃない!
『生涯教育コンサルタント』楠木誠治です。
先日たまたまですが、
大手企業の人事の方とお話しする機会に恵まれまして、
ちょっと気になることをききました。
それは、学歴採用があるかということ。
答えは「ない」です。
で、ここまでの話はよく聞くと思うのですが、
学歴がすべてではなくなった時代だからこそ、学歴も必要という話をします。
私はそもそも勉強しなきゃいけないよという考えはありません。
むしろ、みんな好きなことやりなと思うし、
自分の子どもが、何かやりたいことがあって、義務教育後に自由に道を選択しても
まったく問題はないと思う人間です。
そもそも私自身、大学出ているとはいえ、四流大学ですし、
大学院は中退してますし、
まったくのエリート街道を歩んできませんでしたが、
会社に入ってからの出世スピードはNo1でした。
なので、学歴なんて関係ないと思って生きています。
しかし、学歴が役立つことがまだまだあります。
①学閥という存在
〇〇学校の卒業生ということで、会社や、学校に派閥があったり、
同窓会や関係性で、BtoBの場で有利になったり、
有名な学校にはそれなりに存在します。同郷出身だと急に親近感のわくあれです。
出身大学が偏っている企業が存在するのも事実です。
東大出身のみを集めるスタートアップなど存在しています。
②学歴フィルター
説明会にすら参加できない、エントリーシートで落とされるというあれです。
ないということにはなっていますが、個人的にはあると思います。
よって、とんでもない数が応募するような企業に行きたい方は、ぜひ学歴も気にしましょう
③資格への条件
さまざまな資格を受験する条件に、大学卒業ということが含まれています。
この場合の学歴は、とりあえず大学でといたらという程度のものです。
④ひとつのその人の努力を表す評価基準
日本の大学は、良くも悪くもペーパー主義なので、海外の大学と比べれば、勉強をすれば入れるという
非常にわかりやすく簡単なものです。
だからこそ、大学合格は、ひとつのその人の努力を表す基準にもなります。
学歴「だけ」で採用するかという質問には、ほとんどの人事の方は「No」だと思いますが、
学歴「も」考慮にいれますかという質問には、まだまだ「Yes」は多いと思います。
もちろん、昨今では、プロフィールから大学名を除いてフラットに面接しようという取り組みをされている企業もあります。
しかし、学歴だけではとられなくなったとはいえ、学歴も大事ではあるのです。
これらのことから、大学も大事だなということに変わりはないように思えるのですが、
それでも自分で起業していく人たちにとって、さほど重要でないことも事実でしょうし、
学歴よりも、人生をかけてやりたいことがある人間が強いのは事実でしょう。
ということで、
「東大くらい適当にいっといたらいい」
ということです。
別に東大入ったからすごいとかではないし、受験なんてすべてではない。
しかし、学歴があることが悪いことではないし、勉強を一生懸命やっているひとを馬鹿にする必要はまったくない。
だからといって、やりたいことに向かっている人に、勉強くらいはできないとねと言う必要もない。
おそらく、あらゆる人は東大くらいいけると思いますが、
そこまでの努力をするならばこっちのほうがしたいということではないかなと思います。
そうではなく、だらだらとしているならば、
まぁそれもありなのが人生で、
必死に生きる楽しさもあれば、だらだらと生きる楽しさもあると思います。
大切なことは、すべてを否定しないことだと思います。
学歴重視じゃなくなってきたからといって、学歴を否定するのはおかしいし、
だからといって、勉強すべてもおかしい。
ただ一つ願わくば、
楽しく生きてほしいなということです。
そのために○○せねばならないという思考からいったん距離をおいて、
自分の声に耳を傾けてみましょう。