勉強に時間をかけているのに、それがなかなか成績に反映されない生徒がいる。
寺子家でもテスト週間中は、平日4時間・休日10時間勉強をノルマにしているが、それを達成しているのに成績が上がっていない生徒が数名いる。
それはなぜだろうか?
例えば、足が速くなりたい人がいたとする。
Aさんは毎日2時間ジョギングをしたとする。
Bさんは毎日100mダッシュを10本したとする。
どちらが足が速くなるだろうか?
答えは明白だ。
勉強時間と成績が比例しない人はまさにAさん。
では、なぜBさんと同じ努力をしないのだろうか?
答えは簡単、「きつい」からだ。
成績が上がってこない人は『きつい勉強』(「暗記→確認テスト」を反復)を避け、『さも勉強しているように見える、時間ばかりかける勉強のようなこと』(書き取り練習、要点まとめ、ワークの空欄を埋めるだけ)をしがちだ。
そして勉強した充実感に包まれ、「私は今回頑張っている!」と自分にうっとりしている。
楽をして実を得ることは理想ではある。
しかし世の中はそんなに甘くない。
それを勉強を通して学生時代に学んで欲しいと思う。
寺子家でそれを学んで欲しいと思う。
今の苦しい勉強が、やがて楽を呼ぶことになるのだから。