日本では子どものスポーツが勝利至上主義になっていることが問題となっていますが、それは海外でも同じのようです。2022.11.28の朝日新聞に海外における勝利至上主義対策の事例が紹介されていました。

 イギリスのラグビー協会は、保護者の言葉使いに対して、ネガティブやアグレッシブな表現はやめるよう指導してきているそうです。それにもかかわらずそのような言葉遣いをする保護者は退場、その保護者の子どもは交代をしなければならないようにしたそうです。

 何も反則をしていない子どもが交代させられた理由を保護者から説明するようにしたそうです。つまり自分のせいで自分の子どもが交代になったと。

 効果は大きかったそうです。保護者や指導者からの暴言が理由の一つとして、日本では柔道の全国大会が中止になりましたが、事例研究をしていればこのような対策もできたように思います。

 またこの事例は、子どもの勝利至上主義は、保護者などまわりの大人が行っているということも示していると思いました。