一週間で勝手に勉強する子供に変わる、
楽しい家庭学習 母勉プロデューサー
小室尚子です。
私は娘に常々「友達はいらない!」と言ってきました。
こう言うと、皆さん「えっ!」とひきますが、
それにはもちろん理由があります。
お子さんがいらっしゃる方は、既に経験済みかと思いますが、
学校生活で一番悩ましい問題は、友達関係です。
正直、学校の先生方にも解決することが難しいこの問題。
それほど、今の友達関係は複雑であり、そこに親も関ってくると、
もっともっとややこしいことになるのです。
もはやこの問題は先生の力量うんぬんではなく、
解決不可能な問題です。
ところで、子供に言ってはいけない意外なNGワード、
何だと思います?
実は、「友達と仲良くしなさい」なんです!
そうお母さんに言われてしまうと、お子さんは
「友達と仲良くすることは、とても大事なことなんだ」
と思ってしまいます。
未熟なお子さんにとって、友達=自分がつきあう子供全て、
です。
ですから、自分に危害を加える子供、嫌いな子供とまで
仲良くしようと頑張ります。
つまりこの言葉は、「友達と仲良くするためには、
嫌なことをされても、我慢して付き合うこと」を
強要しているようなものなのです。
それは、ストレス以外の何ものでもありません。
だから、私は娘にこう言います。
「友達はいらない。
ママ見てごらん。
毎日、友達に会っているわけではないけど、楽しそうでしょ。
それに一人でも、全然さみしくないよ。
一人でいる時間も大好きだしね。
友達がないくても大丈夫。
生きていけるんだよ。
だから、もしあなたが嫌いな人がいたら、
その人と仲良くする必要はない。
でも、嫌いな人にも親切にするのは人間として当たり前のこと。
好き嫌いで態度を変えるのは、人間としてはずかしいことだからね」
本当は、友達と仲良くすることよりも、例え友達がいなくても、
各子供一人一人が、自分の足で立って生き行くことのほうが、
ずっとずっと価値のあることです。
今日からお子さんに、こう言ってください。
「友達と仲良くする必要はない。
でも、親切にするのは当たり前だよ」と。