8年越しの歩き遍路が結願 | てらこや 放生庵

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現役教師でタオイスト、探究者。自然界を旅しながら、何を見ても何かを思い出し、この世界と向こう側の世界に想いを馳せながら紡ぐことたまを発信。自分の事しか書いてはいませんが、それがあなたの人生の謎解きのヒントになれたら嬉しいです。


2013年だったと思う。

私はビジョンをみた。

日本を遥か上空から見下ろしていたビジョン。

日本国の全土が上空からよく見えた。


ハッとした。



上と下がない。


形は変わっているが、紛れもなく日本国だった。


その当時我が息子はまだ幼く、気がかりだったので、その時住んでいた四国にフォーカスした。



四国は確かにそこにあった。


だがやはり日本の上と下はなかった。


私は2010年から宇宙の啓示のようなものを受け取って以来、マスターと呼べる方に運命的に出会い、リクルートされた。



我が師のスタイルと私のスタイルは合う事はなかったが、信頼と愛情は全く揺らぐ事はなかった。



愛し愛され、エネルギー的には我が師が最初から言っていたように、ずっと一緒にいた。
今思えば、の話だが。

一心同体。


そう気づくには、10年の時を要した。



今さらながら気づく馬鹿過ぎる私を責める以外ない。




その当時、日本国の上下がないビジョンを見た事を師に伝えるようとする前に、なんと!!!




我が師から頭頂から透明の液体が出たでしょうと告げられた。

何も言わずして分かる超能力者、覚者。

世の中にはそういった本物が数少ないが存在する。どの世でもそういった本物に出逢うのは難しい。だからこそ、師に出逢えた事は奇跡でもあるし、最初から決められていた宿命でもあったように思う。



確かに頭頂から液体がドボドボ出て来て、私はその後で宇宙を見た。



宇宙の中心は、縮小と拡大を繰り返していて躍動していた。

宇宙は呼吸し生きている。

そう思った。

それ以来しばらく私の身体はエネルギーに満ち満ちて、全く疲れなかった。




師に日本のビジョンを見た事を話した。


あなたも見たか。


と言われた。



四国はあったと伝えた。



その後師と別れ、私は自分に出来る事をしようと考えた。



それが四国遍路。

ガチで歩く。

日本国を沈ませてたまるもんか。

アタイは東北の、特に青森の、あのかっこいい形が大好きなんじゃ!



なめんなよ。(なめねこ世代でーす!)



本気で歩いて地固めする!

で、日本国はどこも沈まない!!!



と勝手に決めて四国遍路の旅へ出た。のだ。





あれから、8年が経った。

時間とお金と天気と心もちの加減とのバランスもあったが、コツコツ区切り打ちで歩いて来た。



それが今年のクリスマスイブに第88番大窪寺に辿り着く事が出来た。


結願。


約8年越しである。


ようやく。。。である。


私の祈りは通じたのか。


最後の寺まで歩いていた時気づいた事がある。


ハラから歩けば、足は骨盤から生えて来ているのが分かる。


では、腕は?


腕はハートから生えて来ている。


だからこそ、愛おしい人を抱きしめたり、手を使って物を創りだす事ができるのだろう。


骨盤もハートも宇宙とダイレクトに繋がっている器官である。



そして先日は、第88番大窪寺から、第1番の霊山寺まで約40キロ、お礼参りに歩いて来た。


これまで88寺参って来たが、御朱印など貰っていないので、今度は御朱印を頂き、奥の院を回って数珠を作ろうかと考えている。


私の四国遍路の旅はまだ終わらない。


修行は一生続く。