当ブログ5月10日記事の杉本貞光先生の手桶花入を先生の工房へ持参し、箱に銘を書いていただきました。
手桶を釣瓶に見立てて『もらひ水』。
加賀千代女の
朝顔や 釣瓶とられて もらひ水
からいただいたものですが、これも『歌銘(うためい)』と言えるのでしょうか。
たっぷりかかった自然釉から“信楽”ではなく“伊賀”ではないかとお聞きしたら、
窯の中の火に近い所に置いたからであって“信楽”で間違いない。
正面も裏面も楽しめるように、器の側面の広範囲に自然釉がかかるようにした。
とのこと。
器を見る目が変わります。味わいが深まります。