甘樫丘の野草たち(3) | もくれんのブログ

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甘樫丘(奈良県明日香村)の野草の続きです。

 

クララ(苦参、眩草)

3回目は草ではなく木を掲載するつもりでこの写真を残しておいたのですが、初めて見る花で、ネットで調べて多年生の“草”だと知りました。

 

 

噛むとクラクラするほど苦いのが名前の由来とか。

“苦くて参った”などと洒落た漢字を充てたものです。

 

 

ただ、のどがすっきりする薬(現在は販売中止)のような名前でも全草が有毒で、特に根は毒性が強いそうです。

 

ヤマボウシ(山法師)

真ん中の花序を僧侶の頭に、花びらのように見える白い総苞片を頭巾に見立てて比叡山延暦寺の山法師になぞらえたとネットで知りました。

芝居で見る武蔵坊弁慶ですね。

 

裏から見たらどんなだろうと…。

 

 

少し離れた所ではもう総苞片は落ちていました。

 

 

数年前の8月の、この木の実です。

 

 

イヌビワ(犬枇杷)

実ではなく花です。

イチジクの仲間で、イチジクと同じく花序は外から見えません。

 

形は枇杷に似るが味が劣るから“イヌ”と。

花には“余計なお世話!”です。

 

エゴノキ(漢字は?)の実

 

 

実は初めてですが、花の付き方から想像できました。

 

ところが同じ木の別の枝にこんな奇妙な形のものが。

別の木ではないかと再確認したほどです。

 

 

ネットで調べて、エゴツルクビオトシブミという虫が卵を産むために作ったゆりかご(落とし文)だと分かりました。

 

普段は花を見て木はスルーしてきたのですが、”木”も面白そうです。