久方ぶりのまっくでございます( ̄▽ ̄)
今回は読むのに時間がかかってしまいました^^;
なにしろ500ページ越えで
夏の繁忙期で
仕事も忙しくなってきたもので(笑)
皆さんは夏休みとか旅行しますよね?
国内の温泉地とか
沖縄~とか、
僕は海外旅行に行きたいですよね~。
すぐにばぁ~~っと行けたらなぁ、
とか思うんですよ。
そんで、
例えばもし、外国が直ぐ目の前にあったら
皆さんはどんな想像をしますか?
今回はそんな状況で進行する
二つの都市でのミステリーです( ̄▽ ̄)
チャイナ・ミエヴィル
ヒューゴー賞を始め、多くの賞を独占した
この作品。
この世界観を理解しないまま読むのは
ちょっと難しい為、
お先に世界観からご紹介いたします(笑)
⚫︎世界観
二つの都市国家「べジェル」と
「ウル・コーマ」は、
欧州において地理的に
ほぼ同じ位置を占める
モザイク状に組み合わさった
特殊な領土を有していた。
その為、両都市内は「トータル(完全)」「クロスハッチ」「オルター(異質)」
という特徴で区分けされていた。
「トータル(完全)」
完全な自国の領土、地区のこと。
「オルター(異質)」
完全な相手国の領土、地区のこと。
「クロスハッチ」
お互いの国の分かれ目となる領土を含んだ地区。
ある通りの片道がベジェルで
もう片方の道がウル・コーマというように
向かい合ってる地区。
したの図の黒く塗りつぶした部分ですね。
そしてこの「クロスハッチ」地区においては
すぐ真向かいが相手国になるわけですが、
決して相手国に足を踏み入れてはいけないし、
相手国のものに関わってはいけない。
「見ない」ようにしなければならないし
「聞こえない」ようにしなければいけない
このルールを破ることを「ブリーチ行為」
といい、
これを破ったものは
都市間の国境を正す外部権力
「ブリーチ」によって拘束され、
2度と戻ってくることはない。
そしてその実体も掴めないでいるため
両国民は彼らを恐れている。
ブリーチはブリーチ行為のみに対して発動することになっている。
相手国へ行ける唯一の方法は
「コピュラホール」という巨大な
コロッセウムで入国審査をパスすること。
こんな世界のもとで
物語は進行していきます。
では、上の前置きを踏まえて
ストーリーの方いってみましょ( ̄▽ ̄)
⚫︎ストーリー
ベジェルのとある空き地で
女性の遺体が発見された。
身元は不明で、
犯人特定の手がかりもほぼない。
唯一の手がかりは、
発見者の子供達が目撃した怪しいヴァンのみ。
ベジェル警察のティアドール・ボルルは
この手のつけようがない事件に
途方にくれていたのだが、
そんな時に謎の男から電話がかかってくる
「私は彼女を知っている。
彼女はウル・コーマに住んでいた」と。
ウル・コーマの人間の死体が
ベジェルにある…。
これはあからさまなブリーチ行為のため
ボルルはこの事件をブリーチに委託することにした。
後はブリーチが迅速、かつ的確に犯人を捉え、
事件は解決するはず…
そう思っていた矢先にボルルは
上司から衝撃の事実を告げられる。
「ブリーチは今回、この事件を引き受けない。
今回、ブリーチ行為は起きていないんだ」と。
証拠として出された映像には
例の遺体を乗せたと思われるヴァンが
「正式に」コピュラホールを通り過ぎる
姿が映っていたのであった。
そしてこれが、
この民族、思想、歴史が「クロスハッチ」
している二つの国を巻き込む大事件の始まりだとは
ボルルは知る由もなかった…。
というような感じです。
目の前に外国があるのに
見ちゃダメよと(笑)
辛いですね^^;
この作品の凄いところは
やっぱり作り込みようですかね。
民族性の違いだけでなく、
政治思想や歴史や外部権力までもが
出てくるのに最後は怒濤のフィニッシュへと向かっていく…。
この独特な世界観は虜になります。
興味がございましたら
是非ともご一読を!!

